【漫画】耳の聞こえない作者が体験した「美容師さんの神対応」 心に残り続けるすてきな接客に「惚れてまう」「私もこうなりたい」(1/2 ページ)
相手の立場に立てるってすてき。
聴覚に障害のある作者が美容院に行き、今までにない対応をしてもらったエピソードを描いた漫画がすてきです。作者はブログ「背中をぽんぽん」でコミックエッセイを公開しているミカヅキユミ(@mikazuki_yumi)さん。
数年前のこと。頭がもっさりしてきたミカヅキユミ(@mikazuki_yumi)さんは、以前から気になっていた美容院に行きました。お店に入ると個性的な美容師さんたちが出迎えてくれ、誰が担当しているかドキドキしながら待っていると……。
担当の美容師はひときわ個性的な“ムラタさん”。筆談で希望の髪形を聞かれたミカヅキさんは希望を書いて渡しました。するとムラタさんは「かなりジャングルですね。最後に切ったのはいつですか?」と冗談交じりに筆談の会話を続けてくれたのです。
それまでミカヅキさんが訪れた美容院では、カットに必要な筆談をしてくれた美容師さんはいたものの、トークまでしてくれたのはムラタさんが初めてでした。ミカヅキさんは、自分は周りの人のように美容師さんとの会話を楽しめないと諦めつつ、実は少し寂しさを感じていたのです。
そんなミカヅキさんの気持ちを明るくさせたのがムラタさんでした。ムラタさんとの会話のおかげで、ミカヅキさんは自分も他のお客さんと同じように美容室での時間を楽しんでもいいのだと初めて思えたといいます。
ムラタさんのサービスはシャンプー中も続きます。顔を隠すための布を顔全体ではなく口元のみにかけてきたのです。斬新……と思っていたミカヅキさんですが、ムラタさんと筆談することで、その真意が分かり、感動してしまいます。
「視界が遮られると困りませんか?」。そう。ムラタさんはミカヅキさんが目で情報を得ることを知っていたため、視界を遮らずにいてくれたのです。
その後も2年間ほどムラタさんに担当してもらったミカヅキさん。現在は引っ越しを機に別の美容院に通っていますが、それでも髪を切ってもらう度にムラタさんのことを思い出すのだとつづっています。
多くの場合、自分が経験してないことには、なかなか理解できなかったり、相手の立場に立てなかったりするものですが、ムラタさんは一生懸命にミカヅキさんの気持ちを想像してくれました。こんな人になりたい、と思わせるすてきなエピソードです。
漫画の読者からは「ムラタさん素敵! 惚れてまうやろ〜〜〜」「ムラタさん会ったこともないのに、わたしも大好きになってしまいました〜!」「私も接客業です。今日からわたしもムラタさんになる…!!」と、ムラタさんのサービスに称賛のコメントが寄せられています。
作品提供:ミカヅキユミ(@mikazuki_yumi)さん
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