友達の家でちょっと大人な『少コミ』をこっそり読んだあの日 思春期の“さみしさ”を知ったエピソードに胸がぎゅっとなる(1/2 ページ)

子どもと大人の間でゆれ動く気持ち……。

» 2021年06月02日 20時00分 公開
[ねとらぼ]

 エンドレスバブ(@endlessbabu1)さんがTwitterで連載中の「2000年代女児のおもいで」を描いた漫画が、ねとらぼGirlSideで読めるようになりました!

 心の奥にしまっていたキュンとした気持ちが懐かしさとともに迫りくるコミックエッセイをどうぞお楽しみください。

思春期のせい

思春期のせい
思春期のせい

 現在アラサーのバブさんが小学生だったころのお話です。

 クラスのギャルっぽいお友達・カナちゃんに『少女コミック(現:Sho-comi)』連載漫画の単行本を借りたバブさん。当時の『少女コミック』は、“少女”と銘打っているものの、小学生にとってはちょっと大人な恋愛を見せてくれるスリリングな雑誌でした。

 仲良しのモエちゃんの家で、アイちゃんと一緒に単行本を読むことにしたバブさん。3人は「女の子が……こういう漫画を読むのは……普通のことだよ……」「話がおもしろいから気になって読んじゃうだけだよね〜っ」と、“大人の世界”への興味と気恥ずかしさの間で葛藤します。

思春期のせい
思春期のせい

 漫画を読み終え、アイちゃんと一緒に帰路についたバブさん。その途中で、アイちゃんが「私……たまに少コミ買おうかな……」とつぶやきました。とっさに「りっ……りぼんはこれからも買う!?」と確認するバブさんに、アイちゃんは「もちろん!! まだ……やめない……!」と答えます。

 アイちゃんの「まだ」という言葉から、自分たちがいつか『りぼん』や『ちゃお』を卒業することに気がついたバブさん。大人になりたい気持ちの裏側には、自分が変わるさみしさがあることを知ったバブさんは、アイちゃんと久しぶりに手を繋いで歩いてみるのでした。


 大好きだった漫画雑誌や子ども向け番組も、年齢に合わせていつの間にか卒業してしまうもの。振り返ってみると、子どもから大人になる時に置きざりにした思い出がたくさんあることに気がつきます。

 「2000年代女児のおもいで」は、Twitterで最新話を公開中です。

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