そこには魔法少女の現実があった―― 憧れの魔法少女は41歳、悲しい生き様を描いた漫画に涙(1/5 ページ)

魔法少女を苦しみから救った魔法とは。

» 2021年08月14日 20時00分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 華麗に人々を救う魔法少女は、実は整形手術と改造を重ねに重ねた41歳のサイボーグだった――。その壮絶な人生を描く漫画、「クレイジーミント」が泣けると話題です。

アイキャッチ1 まばゆい笑顔の陰には悲しい生き様が……

 大手企業後援の下、魔法を模した科学技術で警察や消防の手に余る事件を解決する魔法少女たち。その中で名実ともにトップへ君臨するのが、主人公のクレイジーミントでした。

アイキャッチ2

 そんな彼女の専任メカニックとして赴任したのは、もう1人の主人公である寺島学。新任早々、憧れの人に「コスチューム脱ぐの手伝って」と頼まれ、どぎまぎしながらドアを開けます。

アイキャッチ3

 ところがドアの先にいたのは、両足は義足で背中に機械が埋め込まれた女性サイボーグ。「歳は41で顔は整形、胸は豊胸、体中改造して機械だらけ」「正義のためじゃなく自分のために戦ってる」「本当は魔法なんてない」などと、身もフタもない現実を明かされ、寺島は抱いていたイメージとのギャップに面食らってしまいます。

アイキャッチ4

 そんなある日、彼女のスポンサーにして義母、エリカ・ハーデスから寺島に指令が。ミントを改造し、全身に耐火性を持たせよというのです。その意図はマンネリ対策として、火災現場など映像映えする場所へ出動させたいという、商業的なものでした。

アイキャッチ5
アイキャッチ6

 訓練なしで性能が上がるのだからと、大がかりな手術をためらいもなく了承し、ミントの皮膚と筋組織は耐火性のある人工組織に。身体の80%が人工物となったと聞いて皮肉っぽく笑う彼女に、寺島は後悔の念を感じ取ります。

アイキャッチ7

 エリカの狙い通り、ミントはより派手な現場で活躍しますが、火災への出動回数は日に日に増加。オーバーワークが懸念されるなか、寺島は久々の休暇を与えられます。

 ミントを心配しながら家で過ごしていると、近所に大規模な爆発火災が発生。メカニックの自分が不在だというのに、なぜかミントが出撃しています。不審な事態を怪しむ寺島を突如拘束する謎の魔法少女、現場で不自然な爆発に巻き込まれるミント――急展開の末に描かれる彼女の激動の人生と運命を、ぜひ漫画本編でご覧ください。

アイキャッチ8

 「クレイジーミント」は漫画家の山うた(@_yamauta_)さんが、2018年に「ジャンプSQ.RISE」へ寄稿した読み切り作品。短編集『天使にさようなら』収録版では、キャラクター設定も読めます。

作品提供:山うた(@_yamauta_)さん

       1|2|3|4|5 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」