東海道の伝統駅弁「鯛めし」食べくらべ旅崎陽軒「鯛めし」(740円)

毎日1品、全国各地の名物駅弁を紹介! きょうは崎陽軒の「鯛めし」です。

» 2021年08月14日 12時00分 公開
[ニッポン放送(1242.com)]
ニッポン放送
駅弁 鯛めし 崎陽軒「鯛めし」(740円)
駅弁 鯛めし 駅弁 鯛めし 駅弁 鯛めし 駅弁 鯛めし 駅弁 鯛めし 駅弁 鯛めし

【ライター望月の駅弁膝栗毛】

「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。

日本の大動脈・東海道。明治時代からの歴史を誇る東海道本線沿線の駅弁業者では、いまも多くの駅で「鯛めし」という名前の駅弁が販売されています。しかも、この鯛めしは、鯛のほぐし身ではなく、茶飯の上に甘く味つけされた鯛のおぼろ(そぼろ)が載っている、独特の味わいのもの。この鯛めしのルーツを辿りながら、各駅の鯛めし駅弁を、じっくりと食べ比べていきたいと思います。

駅弁 鯛めし 285系電車・寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」、東海道本線・横浜〜川崎間

東海道「鯛めし」紀行・崎陽軒編(第1回/全5回)

高松と出雲市を前夜に発ってきた寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」号が、朝日を浴びて、終着・東京へ向けラストスパートに入っています。朝の東海道を颯爽と駆けていく様子は、身の引き締まった鯛がたくさん獲れる瀬戸内の潮風を一緒に運んできたかのよう。しかも、長距離の運行ながら、時刻通りにやって来るのも日本の鉄道の素晴らしさ。定時運行はさまざまな方の尽力あってこそですが、やっぱり、夜行列車にはロマンがありますね。

駅弁 鯛めし 鯛めし弁当

新幹線が開業する前、この東海道本線を多くの特急・急行列車が走っていた時代から、沿線の駅弁屋さんで作られてきた名物駅弁と言えば、「鯛めし」です。5回シリーズで東海道沿線の「鯛めし」に注目していく1回目、今回は、横浜駅弁「崎陽軒」が製造している「鯛めし弁当」(740円)をご紹介します。崎陽軒の鯛めし弁当は、昭和初期以降、販売されており、現在は神奈川地区の一部店舗で販売されています。

駅弁 鯛めし 鯛めし弁当

【おしながき】

  • 金目鯛入り茶飯 鯛そぼろ
  • 昔ながらのシウマイ
  • きんぴら蓮根
  • 海藻とちりめんじゃこの酢の物
  • カニつみれ煮
  • 胡麻和えこんにゃく煮
  • 人参煮
  • 玉子焼き
  • 桜つぼ漬け
駅弁 鯛めし 鯛めし弁当

崎陽軒の鯛めし弁当は、鯛を模した容器に入っているのが大きな特徴。時代に合わせて、リニューアルを繰り返しながら、現在の形になったのは平成23(2011)年からだと言います。崎陽軒によると、鯛めし弁当へのこだわりは、見た目の楽しさ、鯛めしとおかずの調和がポイントとのこと。金目鯛が入った茶飯と甘めの鯛そぼろのバランスはもちろん、昔ながらのシウマイを含めたおかずも、たくさんいただくことができるのが嬉しいですね!

駅弁 鯛めし E257系電車・特急「踊り子」、東海道本線・戸塚〜大船間

今年(2021年)の春から全ての特急「踊り子」「湘南」として活躍しているE257系電車が、横浜の郊外を下って行きます。崎陽軒の鯛めし弁当は、鯛の形をした容器を上手く使い、鯛めしと合わせて、多くの種類のおかずを少しずついただくことができる作りが特徴です。しかも456kcalに抑えられてヘルシー感もあり、箱根・伊豆方面への温泉旅のスタートにピッタリの存在です。さあ、これからは金目鯛の本場へ踏み込んでいきますよ!

(初出:2021年6月21日)

連載情報

photo

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史

昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。

駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/


「駅弁膝栗毛」バックナンバー

Copyright Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/29/news100.jpg 大谷翔平、妻・真美子さん妊娠公表→エコー写真に“まさかの勘違い” 「デコピン妊娠?」「どう見てもデコピンで草」
  2. /nl/articles/2412/29/news101.jpg チェジュ航空社長、日本語で謝罪 犠牲者は170人以上との報道 公式サイトは通常のオレンジからブラックに
  3. /nl/articles/2412/30/news070.jpg 大谷翔平の妻・真美子さん妊娠→現役時代に語っていた「将来の夢」に感動の声 「なんか泣けてくる」
  4. /nl/articles/2412/29/news005.jpg 母「昔は数十人もの男性の誘いを断った」→娘は信じられなかったが…… 当時の“想像を超える姿”が2800万再生「これは驚いた」【海外】
  5. /nl/articles/2412/29/news075.jpg 「スマホ入荷しました」 ハードオフ店舗がお知らせ→まさかの正体に大横転 「草しか生えない」
  6. /nl/articles/2412/30/news071.jpg 子どもがお店で“高額おもちゃ”を欲しがる→通りすがりの“五輪選手がまさかの理由”でプレゼント 「すごすぎる話」「今年一番感動」
  7. /nl/articles/2412/29/news098.jpg 大谷翔平と妻・真美子さん“家族ショット”に210万いいね 「素敵な1枚」「幸せな家族写真!」【“大谷家”の新たな一歩】
  8. /nl/articles/1611/04/news117.jpg 「ヒルナンデス!」で道を教えてくれた男性が「丁(てい)字路」と発言 出演者が笑う一幕にネットで批判続出
  9. /nl/articles/2412/30/news039.jpg ヤクルトが“投げ売り状態”かと思ったら…… 「大勘違い」引き起こしかねない光景に「さすがに飲めない」
  10. /nl/articles/2412/29/news013.jpg 毛糸で“お花をぷくぷく”編んでいくと…… 思わず笑顔になるアイテム完成に「なんて美しい」「母に編んであげよう」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  3. 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  4. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に【大谷翔平激動の2024年 「お菓子」にも注目集まる】
  5. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  6. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  7. 「バグってる」 シャトレーゼの“864円で買える”「1人用クリスマスケーキ」に大絶賛の声 「企業努力すごい」
  8. 「昔モテた」と言い張るパパ→信じていない娘だったが…… 当時の“驚きの姿”が2900万再生「おおっ!」「マジかよ」【海外】
  9. トイレットペーパーの芯を毛糸でぐるっと埋めていくと…… 冬に大活躍しそうなアイテムが完成「編んでるのかと思いきや」【海外】
  10. “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」