ねとらぼ
2021/10/27 13:00(公開)

「舐めると味がするテレビ」が誕生 「味のダウンロード販売」「味見できる電子メニュー」など可能性無限大

味をランダムで作る「味覚ガチャ」なんてスリリングな遊びも可能。

 画面をなめると、映っている料理の味を感じられるテレビ「TTTV(Tast the TV)」が開発されました。実用化されたら「味がする食レポ番組」とか「味覚のネット配信」とか、いろいろできそう。

TTTV
「味のするテレビ」が現実に。まるで星新一の世界
TTTV
“味を再現した液体”を画面上部のフィルムに排出
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フィルムは巻き取られて画面の上に。なめると映った食べ物の味が

 味覚に関する研究で知られる(関連記事)、明治大学の宮下芳明教授(@HomeiMiyashita)が開発。さまざまな料理を味覚センサーで解析し、味を形作る成分や香料を混合して再現する仕組みです。

TTTV

 作られた味はフィルムに吹き付けられ、ロールに巻き取られて画面上へ。料理の映った画面をなめると、その味を感じられるわけです。衛生面は気になりますが、フィルムは使い捨てですし、味をトレーに噴霧してより安全に扱うこともできます。

 デモ動画では、「味見できるメニュー」や「ソムリエ用の訓練アプリ」など、さまざまな応用例が提示。報酬としておいしいものを味わえる「味覚スロットマシン」や、ランダムで味を作る「味覚ガチャ」など、エンターテインメント的な活用も想定されています。

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試食してから注文
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問題「ボルドー産はどれ?」
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大当たりで高級品の味を体験
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とんでもない味が来たらどうしよう
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味を共有できるオンライン飲み会

 TTTVは10月27日にオンラインイベント「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」へ出展し、審査員に料理を振る舞う(?)とのこと。11〜12月にもデモ展示が予定されています。

動画提供:宮下芳明(@HomeiMiyashita)さん

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