不気味なほど明るい“友引の葬式” 村に伝わる奇妙な因習を描いたホラー漫画(1/5 ページ)
「喪服の人妻」に気を取られないように。
カレンダーの暦に書かれている大安、仏滅などの「六曜」。ざっくり説明すると、それぞれ「何々をする日としては良い悪い」という日付の運勢です。ですが最近ではあえて悪い日に冠婚葬祭を行い、都合のよい日程の確保や割引サービスを受け取る人も少なくないとか。今回ご紹介する作品は、この六曜にちなんだ怖い話なのですが……「作者さんがフォロワーさんから聞いた話に大幅な脚色を加え、実在の人物や地域とは一切関係ないホラー作品に作り上げた」という内容です。
主人公は夫が転職のため、ある地方……結構な田舎の村へ引っ越してきた田池さん。ですが旦那さんは引っ越し直後に出張となり、今は一時的に1人で住んでいます。
まだ引っ越してきたばかりの田池さんは、早く馴染めるようにという地域の人々からの勧めもあり、お葬式が終わった後の宴会へ顔を出すことになりました。
私はまだ新参者、馴染むには時間がかかるのでは……と心配する田池さんでしたが、その宴会はお葬式の後とは思えない、とても楽しいものでした。人々も田池さんにとても優しく、あっという間に時間は過ぎていったのです。
ですが田池さんが席を外すと同時に、宴席の人々は示し合わせたかのように立ち上がり、玄関へと向かいます。そして口々に喪主のおばあさんを罵り「絶縁だ」と吐き捨て、おばあさんはそれを受け入れ、彼らは帰っていくのでした。
そして参列者と入れ替わるようにお坊さんが現れ、おばあさんは「葬儀を始めてください」とお願いするのです。田池さんが参加していたのは、お葬式の後の宴会であったはずなのに……。
その後、家に帰り着いた田池さんは、旦那さんに電話していました。話を聞いた旦那さんは「友引なのに葬式をやったんだ?」と訝しがります。――それを聞いた田池さんは少しだけ不安になったようで、旦那さんから聞いた対策方法「自分の名前を貼り付けた、身代わりの人形」を用意して眠るのですが……。
村の人々はなぜ、喪主のおばあさんと「絶縁」したのか。終わっていたはずの葬儀が、なぜ宴会の後に行われたのか。田池さんが置いた身代わり人形と、それに引き寄せられる「怪異」……。気になる展開と結末は、漫画を読み進めてお確かめください。
この作品の作者はVTuberの茸谷きの子(@Nabatani_kinoko)さん。バーチャルクリエイターグループ「曖昧の惑星プロジェクト」の主催者であるほか、ご自身でもYouTubeチャンネル「茸谷きの子」でVTuberとして活躍しています。
作品提供:茸谷きの子(@Nabatani_kinoko)さんたけしな竜美(@t23_tksn)
関連記事
- 「乳歯を埋めなければ何かが起こる」 ある地方に伝わる“奇妙な風習”、もしも破ってしまったら…… 言い伝えを基に描かれたホラー漫画
どこまでが本当で、どこまでが脚色なのでしょうか。 - 死ねないばかりにいけにえに――悲しい業を背負った不死者の物語「人柱案山子」が恐ろしくも引き込まれる
生きながらカカシとして神に捧げられた不死者は、数百年間で何を思ったか。 - 岩手県ではお盆になるとお墓に昆布を乗せる? 珍しい風習も現地民は「当たり前だと思っていた」
なぜ墓石に昆布なのか。 - 「顔も見たくないの」ケンカした親友が絶対に許してくれない理由は…… 予想外の展開見せるホラー漫画が刺さる
読みきった後、もう一度読み直してみてください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
-
「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
-
もう別人じゃん! miwa、大胆イメチェンで面影ゼロに「まさかのこんな色になってるとは」「だれー!?」
-
「ぶち抜きたいです」 辻希美、懇願拒否された13歳長男が“荒くれ反抗”……息子の室内破壊に嫌悪あらわ「言葉が出ない」
-
異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
-
「キュウリが冷凍できるとは76年も生きて来て知らんかったなあ」 野菜ソムリエプロが教える冷凍&活用アイデアが328万再生
-
「虎に翼」、壮絶過去演じた16歳俳優に注目の声「違国日記の子か!」 「ブラッシュアップライフ」にも出演
-
築36年物件の暗くてボロいトイレをリメイク→ぐーんと垢抜け! 驚きのビフォアフに「すごいですね!」「天才」の声
-
【今日の計算】「13+8×2−11」を計算せよ
-
辻希美&杉浦太陽、15歳迎えた長女のレアな“顔出しショット”でお祝い 最近は「恋バナ」で盛り上がることも
- 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
- 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
- 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
- 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
- “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
- 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
- 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
- お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
- 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
- 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
- フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
- 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
- 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」