人斬りが仕事の男が化け狐に懐かれて…… “悲しい化け物”の漫画に胸が苦しくなる(1/2 ページ)
運命が違えば友になれていたかもしれない。
» 2021年12月01日 21時00分 公開
[コンタケ,ねとらぼ]
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化け狐に懐かれた1人の男を描いた漫画が、とても悲しく切ない話となっています。不器用な1人と1匹の、ほんのすれ違い……。
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ある夜、人斬りの仕事を済ませる「伊之助」を見て、太刀筋が“化け物”のようだと興味を抱き家まで勝手に付いてきた化け狐。追い払われてしまいましたが、翌日伊之助がほれている女「お葉」(およう)の飯屋を訪れるとまたも勝手に後ろから付いてきていました。
お葉は殺さないのかと尋ねる化け狐に、仕事であり見境なく殺しているわけではないと答える伊之助。しかし後日、人を斬って帰ってきた伊之助がなかなか眠れず夢の中で泣いているのを見た化け狐は、添い寝をしてやるのでした。
それからまた数日後、お葉の殺しの依頼を受けてしまった伊之助。仕事の準備のため帰路につく伊之助の様子に、化け狐は「ひどい顔」「なんてかわいそうな男よ」と同情するのでした。
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お葉との思い出に頭を巡らせながら、飯屋に向かう伊之助。しかしそこには予想外の光景が広がっており……そのラストは、ぜひ漫画を読んで確認してみてください。
この漫画を公開したのは、漫画家のやまだはるかさんHARUKA(@1999621HARUKA)。現在コミックバンチで「ならずもの恋慕」を連載中です。
作品提供:やまだはるかさん(@1999621HARUKA)
価格:¥660
親子の哀しさを描ききった表題作「うもれてきえた」をはじめ、江戸に生きる化け狐と男の友情を描いた「化け物が一匹」、中東風ファンタジー・コメディー「アシュラフ王子の側近」など、読み手の心刺す物語を次々と生み出し続ける、恐るべき10代・やまだはるか。新人賞受賞作「チャオの花婿」を含む、短編5作を収録。人間とは、かくも美しく、優しく、そして哀しい――。
親子の哀しさを描ききった表題作「うもれてきえた」をはじめ、江戸に生きる化け狐と男の友情を描いた「化け物が一匹」、中東風ファンタジー・コメディー「アシュラフ王子の側近」など、読み手の心刺す物語を次々と生み出し続ける、恐るべき10代・やまだはるか。新人賞受賞作「チャオの花婿」を含む、短編5作を収録。人間とは、かくも美しく、優しく、そして哀しい――。
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