アラフォー美女が婚活市場に身を投じたら“戦場”だった シビアな婚活を明るく描くコメディ漫画にじわじわ来る(1/2 ページ)

婚活市場は戦場だった?

» 2021年12月14日 20時00分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 お見合いパーティーなど、この美貌があれば楽勝と思っていたら、箸にも棒にも引っかからず――。37歳女性が戦場のごとくシビアな婚活に挑むコメディ漫画、『婚活バトルフィールド37』(猪熊ことり/新潮社)が悲しくもユーモラスな作風で人気です。

書影 『婚活バトルフィールド37』第1巻書影
advertisement
アイキャッチ1 ところどころ挟まるバトル漫画ノリが楽しい1本です

 主人公の赤木ユカは恋人と別れたばかりで、37歳で初めてフリーの身。ならばここらで結婚するかと、婚活市場に名乗りを上げます。

アイキャッチ2

 第1話では、高収入のイケメンを求めて、ハイスペ男性限定のパーティーに参加。ライバルの容姿を見定めて、「この会場には私以上の美人はいない」と余裕しゃくしゃくです。

アイキャッチ3
advertisement
アイキャッチ4

 言葉の端々から分かるように、彼女はなかなか残念な性格の持ち主。トークタイムで男性陣と代わる代わる話していても、えり好みしてばかりです。念願のイケメンには全力でアピールする一方、物足りない男には塩対応と、気持ちの出方が露骨。

アイキャッチ5

 そしてパーティーは、男性が意中の女性に声をかけるフリータイムへ突入。赤木は自信満々でアプローチを待ちますが、高慢で現金な性格を見透かされてか、誰からも相手にされずに終わるのでした。みんな見てないようでしっかり見てるんだよ……。

 同作はこのように、婚活にもがく赤木を軸に展開される漫画ですが、同僚の青島による身もフタもないツッコミもまた魅力の1つ。職場では赤木に「彼氏いたことなさそう」と見下されていますが、たまたま同席していたこのパーティーでは、「赤木さんが相手にされないのは性格がクソすぎるから」などと、容赦なくダメ出しをしています。婚活事情にもやたら詳しくて、まるで真の主人公のよう。

advertisement
アイキャッチ6
アイキャッチ7
アイキャッチ8

 しかしそれにも納得……と言っていいものかどうか、青島は自称「婚活歴8年のベテラン」。それはつまり、場数を踏んだだけで成功してはいないということでは……。結局、赤木にも青島にも寄ってくる男は最後までおらず、2人とも何の収穫もなしに会場をあとにするのでした。

アイキャッチ9 「禁煙に何度も成功してる人」ぐらいの説得力

 厳しい現実を突きつけられながらも、理想の結婚相手を追い求める女性をパワフルに描く『婚活バトルフィールド37』。くらげバンチにて連載中で、12月9日に単行本第1巻が発売されました。第2話以降も、オタク限定合コンやマッチングアプリ、タワマンパーティーなど、さまざまな出会いの場に突撃する赤木の悪戦苦闘ぶりを楽しめます。

(C)SHINCHOSHA All Rights Reserved.

Kindle版:¥638
大手派遣社員・赤木ユカは、そこそこの美人。男に困ったことはなく、ゆるゆると生きてきたが、気がつけば37才。「ここいらで結婚しておくか」と婚活を始めるも、そこで待ち受けていたのは、想像を超えた戦いで――。幸せの形が多様化した現代で、それでも結婚という幸福を追い求める女の奮闘記、開戦の第1巻!! 【電子版特典】巻末には電子書籍限定のおまけマンガを収録! 『怪獣自衛隊』の井上淳哉も驚愕(or絶賛、絶句?)!!!! 『自衛隊婚活編』を特別掲載!! あの隊員も登場する…のか!?
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2502/22/news086.jpg 芸能界引退した「ショムニ」主演の江角マキコ、58歳の近影にネット衝撃「エグすぎた」 突然顔出しした娘とのやりとりも話題に
  2. /nl/articles/2502/21/news157.jpg 希少性ガンで闘病中だったアイドル、死去 「言葉も発せないほどの痛み」母親が闘病生活を明かす
  3. /nl/articles/2502/22/news059.jpg 「17歳ってまじ?」老けて見られる長髪青年を理容師がカットすると…… 「彼の人生を救ったね」「パーフェクトだよ!」【海外】
  4. /nl/articles/2502/20/news011.jpg 和菓子屋で、バイトの子に難題“はさみ菊”を切らせてみたら……「将来有望」と大反響 その後どうなった?現在を聞いた
  5. /nl/articles/2502/22/news024.jpg 釣れたアオリイカを2カ月飼ってみると…… 同じイカとは思えぬ変化に「魚より賢くてかわいい」「なんて凄い映像」
  6. /nl/articles/2502/21/news028.jpg 業務スーパーで買ったアサリを水槽に入れて120日後…… “まさかの大事件”に衝撃「うわーー」「あさりちゃーーーん!」
  7. /nl/articles/2502/19/news035.jpg 温かそうだけど…… 呉服屋さんが教える「マフラーの巻き方」になぜか既視感 「あの巻き方ってこうやってたの!?」
  8. /nl/articles/2502/22/news029.jpg 「コレ知らないと老けるよ?」 プロが教える“10歳若返る整形メイク” ちょっと工夫するだけで印象ガラリ「毎日古メイク全開でした」
  9. /nl/articles/2502/21/news145.jpg 「キスの会しよう」 華原朋美、高級接待した記者に“関係迫られる”トラブル 激怒の相手に5歳息子も怯え「あの人頭おかしいよ!」「ママやばい」
  10. /nl/articles/2502/21/news053.jpg 「助けて。息子がこれで幼稚園に行くってきかない」→まさかのアイテムに母困惑 「行かせましょう!」「控えめに言って最高」と反響
先週の総合アクセスTOP10
  1. 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
  2. コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
  3. 「14歳でレコ大受賞」 人気アイドルがセクシー女優に転身した理由明かす 家族、メンバー、ファンの“意外な反応”
  4. 雑草ボーボーの荒れ地に“牛3頭”を放牧→2週間後…… まさかの光景に「感動しました」「いい仕事してますねぇ~!!」
  5. “この子はきっと中型犬サイズ”と思っていたら……たった半年後とんでもない姿に 「笑わせてもらいました」
  6. 年の差21歳で「夫は娘の同級生」 “両親大激怒”で結婚は猛反発されるも……“まさかの行動”で説得
  7. 163センチ、63キロの女性が「武器はメイクしかない」と本気でメイクしたら…… 驚きの仕上がりに「やっば、、」「綺麗って声でた」
  8. サイゼリヤ、メニュー改定で“大人気商品”消える 「ショック」悲しみの声……“代わりの商品”は評価割れる
  9. ママが反抗期の娘に作った“おふざけ弁当”がギミックてんこ盛りの怪作で爆笑 娘「教室全員が見に来た」
  10. 「さすがに無神経な内容」 “暴言受けた”伊藤友里が降板発表→岡田紗佳の直後の投稿に批判の声 Mリーガーも反応
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議