年収3000万超えも当たり前!? スマホ時代の縦読みマンガ「webtoon」について聞いてきた
スマホに最適化した縦読みマンガ「webtoon」。詳しく聞いてみるとかなりすごいことになっていました。
従来の雑誌に載っているような横マンガ(横方向に読み進めていくマンガ)に対して、スマホなどで縦にスクロールして読み進めていくマンガのことを「webtoon」と呼んでいます。
LINEマンガを運営しているのはLINE Digital Frontierという会社になりますが、その親会社がWEBTOON Entertainment Inc.というアメリカの会社なんですね。さらにその親会社がNAVERなんですけど、「webtoon」はNAVERの商標でもあるんです。
なるほどー。海外ではそれだけwebtoonが定着しているってことなんですか?
はい、海外ではかなりマーケットが大きくなっていますよ。だいたい15年くらい前、韓国ではWebの文化がとても発達し、さらにスマホで縦にスクロールしながら読むのに適した縦読みマンガ「webtoon」が生まれたと言われています。
こんな風に大きく余白を入れることで読みやすくなりますし、「間」を演出することもできるんです。
もちろんシーンによっては、あえて視線を横に動かすように誘導して、じっくり読んでもらうこともありますが、基本的には横軸方向の情報が多くならないように作っています。
従来のマンガのコマを単純に縦に並べ替えているわけではないんですねぇ。
だから、普段横マンガを描かれている作家さんは「こんなに余白を入れてもいいの!?」みたいに戸惑われる方も多いです。
紙の感覚だと「手を抜いてると思われない!?」とか心配になりそう。
webtoonの場合は逆に、スマホの画面で見た時に、一画面に2コマ以上入らないように、画面を意識した余白を作るようにお願いしています。私の場合は、ネーム段階からスマホ画面で見て、情報量をチェックしていますよ。
webtoon用のマンガって、最初から縦に長〜く描いているもんなんですか?
最初から縦で描かれる作家さんもいますし、場合によっては横マンガを縦に変換して掲載する場合もあります。
おおーっ、縦に長〜いコマの中で、カメラアングルが変わっている! これは縦読みならではの演出ですね。
LINEマンガでも多くのオリジナル作品を手がける中で、さまざまな新しい演出が生まれているんですよ。
雑誌のマンガって「1話16ページ」みたいな感じで長さが決まってるじゃないですか。webtoonの場合、1話の長さは自由なんですか?
厳格に決めているわけではありませんが、「ある程度、満足感のある長さ」ということで、だいたい「1話70コマ」くらいという想定でやっています。
ページじゃなくてコマ単位なんだ!
おおよそ横マンガ換算で13〜14ページになります。
ちなみに……原稿料はどういう設定になっているんですか? 紙だと「1ページいくら」ですけど、webtoonは「1コマいくら」とか?
「1話いくら」という単位ですね。
マンガって、雑誌連載だけだとあまりお金にならず、コミックスが売れてようやく儲かる……みたいな話を聞きますけど、webtoonって形が形だけにコミックスにできないですよね?
==作品情報==
タイトル:『先輩はおとこのこ』(1)
作者:ぽむ
発売日:2021年11月25日(木)
定価:990円(税込)
判型:A5版
発売:一迅社
webtoonからでも違和感なく紙のコミックスにできるんだ……。これならマンガ家さんの収益面も安心ですね!
ただ、LINEマンガでは最初の原稿料をお高めに設定していますし、PVに応じた広告料や、課金購読に応じた印税なども入ってくるので、実はコミックスを出さなかったとしても、十分に収益を上げられる可能性があるんですよ。
へーっ、原稿料をもらっておわりじゃないんだ!
参考までにですが、韓国のNAVER WEBTOONの連載作家さんの平均年収はこんな感じになっています。
これは……普通に雑誌で連載するよりも儲かるんじゃ……!?
LINEマンガの強みとして、アメリカのWEBTOON Entertainmentや韓国のNAVER WEBTOONと連携しているため、グローバル展開しやすいということが挙げられます。
日本発のwebtoonも、これからどんどん世界に向けて発信されて、大きな収益を上げられる可能性があります。すごく夢のあるジャンルなんですよ!
(オレも一口乗っかりたい……)webtoonで人気のジャンルってどんなものが多いんですか?
スマホというデバイス自体が“自分の世界”になりますので、個人の欲望を満たしてくれるようなものがウケますね。ドロドロ系の恋愛だったり、不倫ものだったり。グロいデスゲームみたいなものも人気です。
雑誌のマンガというよりも、ドラマとかアニメに近い作りだと思います。例えば、昼ドラみたいな……。
ああー、最近やってないですけど、昼ドラってドロドロ恋愛ものが多かったですよね。
毎日1話ずつ見ていくという視聴パターンもwebtoonに近いと思います。なるべく1話の中で“引き”を作って、次の日も読んでもらうというのを意識していますから。
それでは、これからのwebtoonはどう進化していくと思いますか?
個人的見解ではありますけど、webtoon発のアニメやドラマが展開されていき、ますます流行っていくと思います。紙のマンガに慣れている人だと、最初はなかなか取っつきにくいかもしれませんけど、何話か読んでもらえると、どんどんハマっていくような中毒性のある作り方をしていますので、無料でまとめ読みできるようなキャンペーンを利用したりして、一気に読んでみてもらいたいですね!
webtoonもお得に読める! 「LINEマンガ祭 21-22」開催中
LINEマンガでは12月3日から2022年1月10日まで、webtoonを含めたさまざまなマンガがお得に読める「LINEマンガ祭 21-22」を開催中です。
LINEマンガ年間ランキングで上位にランクインした『入学傭兵』『女神降臨』などの人気作品を対象に、無料話増量キャンペーンを実施。テーマごとに6週連続で順次開始されており、期間中は連載作品が合計1万話以上、単行本は合計1000冊以上がお得に楽しめます。
さらにマンガコインがもらえる日替わりイベントやプレゼントキャンペーンも多数実施中。この期間にLINEマンガでぜひお気に入りの作品を見つけてみてください!
おまけ
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提供:LINE Digital Frontier株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2021年12月23日