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» 2022年01月26日 11時30分 公開

「地元と呼べる場所がない」「友達作りに苦労した」 親が転勤族だった人に聞く“転校・転園でツラかったこと、良かったこと”(1/2 ページ)

「子どものころはイヤだったけど……」と大人になって感じ方が変わる人も。

[ねとらぼ]

 転勤は、親の仕事事情が子どもの生活環境に大きく影響する場面。職場や業種によっては避けがたい事柄なのですが、育児における悩みごとの1つになっており、ネット上には「転勤族だと子どもが苦労する?」「子どもがかわいそうじゃない?」といった声も見られます。

 ただ気になるのは「実際に転校・転園を何度も経験していた人は、そのことについてどう感じているのか」というところ。今回はねとらぼ読者を対象に、いろいろな人の体験談を伺ってみました。

調査結果まとめ

 ねとらぼのTwitterアカウントを使い、「親が転勤族だったことで、自分にどんな影響があったか」「良かったこと、悪かったこと」「子どものころ、親の転勤についてどう思っていたか。また、今はどう思っているか」の3点を質問しました。転園、転校を複数回経験した人たち(もっとも多い人で7回)から回答が得られました。

 「親が転勤族だったことで、自分にどんな影響があったか」という項目で多かったのは、やはり人間関係についての話。「友達作りで苦労した」「引っ越し先の文化・方言に馴染むのが大変だった」といった声が見られました。

 「良かったこと、悪かったこと」に関しては「地元と呼べる場所がない」「仲の良い友達ができない」という答えがあった一方で、「思い出の場所がたくさんある」「全国に友達ができた」という声が。また、「転校先で浮いてしまい、いじめにあった」という人もいれば「苦手なクラスメイトとの人間関係をリセットできた」という人もいる……といった具合。良くも悪くも、転勤族の家庭ならではの体験があるようです。

 「子どものころ、親の転勤についてどう思っていたか。また、今はどう思っているか」に対しては「子どものころはイヤ、不安だったけど、今は良い経験になったと思っている」という趣旨の回答がチラホラ。「今はどう思うか」まで加味するとネガティブなトーンの答えが少なくなる印象でした。

 感じ方は人それぞれなので一概には言えませんが、人生全体で考えると引っ越しや人間関係の変化があることはむしろ当たり前ですから、成長すると捉え方が変わってくる側面があるのかもしれません。

回答内容(一部紹介)

転校・転園2回(30代)

―― Q:親が転勤族だったことで、あなたにはどんな影響がありましたか?

 転園1回、転校1回。友達と離れてしまって寂しかった。新しい環境に馴染めず、いじめられたことも……。

―― Q:良かったこと、悪かったことは?

 良かったこと:思い出の場所・知っている場所がたくさんある、新しい環境にすぐ慣れることができる

 悪かったこと:地元と呼べるところがない、「出身どこ?」と聞かれてなんと答えればいいか分からない

―― Q:子どものころ、親の転勤についてどう思っていましたか? また、今はどう思っていますか?

 子どものころは嫌だなあと思っていた。

 今は、引っ越しにあまり抵抗感がなくフットワークが軽い。引っ越しでどんな手続きが必要かもだいたい分かる。持ち家がないので縛られることがない。

転校、転園3回(とうこさん/30代)

―― Q:親が転勤族だったことで、あなたにはどんな影響がありましたか?

 未就学児時期の保育園・幼稚園を含めると3回の転勤。中学以降は父親が単身赴任に。

 小5のときの転校では、男女がわりと別グループとしてコミュニティーを形成していた土地から、男女の距離感が近い土地へ移動。思春期に入りかけていた時期で、慣れるまでは男子が気持ち悪く感じていた。

―― Q:良かったこと、悪かったことは?

 飽き性で新しい環境が好きな私の性格的には良かった。また、目立ちたがり屋でもあるため、転校・転入に伴う送別会・歓迎会では自動的にその場で主役になれることが楽しかった。悪かったことは特にない。

―― Q:子どものころ、親の転勤についてどう思っていましたか? また、今はどう思っていますか?

 自分の家庭以外も頻度は違えど家族ごと引っ越すというイベントは同じようにあるのだと思っていた。今でも同じ土地・家屋に長く住み続けることを何となく気持ち悪く感じるし(長くても10年で限界だと思う)、高速道路やダムの建設などで大金がもらえるにもかかわらず、生まれ育った土地に固執する人の感情が一切理解できない。

小学校を転校3回(50代/たうさん)

―― Q:親が転勤族だったことで、あなたにはどんな影響がありましたか?

 小学校は3回変わった。年度変わりではない途中転校はまぁまぁめんどくさい。

―― Q:良かったこと、悪かったことは?

 沖縄県に転校したときは「大和んちゅー」、戻ってきたら「沖縄者」だと差別的に扱われた。小学校の修学旅行は、開催タイミングの違いで行けなかった。半年しか通ってない小学校で卒業したので、アルバムに思い出がない。

―― Q:子どものころ、親の転勤についてどう思っていましたか? また、今はどう思っていますか?

 小学校のころは差別イジメがめんどくさかった……。まぁここまで大人になると社会経験した気分。

転校3回(かふんしょうさん/20代)

―― Q:親が転勤族だったことで、あなたにはどんな影響がありましたか?

 小学生のときに学校が3回変わりました。もちろん幼馴染なんてできません。友達作りが一番苦労しました。

 キツかったのが3年から4年に変わるとき。転校先の小学校は台形の面積の求め方を3年生で教わっていて、自分は知りませんでした。28年間生きてきて、いまだに台形の求め方を知りません。

―― Q:良かったこと、悪かったことは?

 良かったことは、その場の対応力に強くなること。悪かったことは、仲のいい友達ができないこと。

―― Q:子どものころ、親の転勤についてどう思っていましたか? また、今はどう思っていますか?

 両親ともに勤めてた会社の倒産を経験していて、何回か離婚の危機もありました。ですが自分含めて何度も苦労してきたので、ちょっとやそっとじゃ諦めないド根性は小学生のころには身についてました。両親にそこは感謝してます。

 コロナの自粛生活だって自分にとっては痛くもかゆくもありません。あと10年は続けられます。

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