漫画「体調不良を気功で直してもらった話」が予想外の結末に 施術の内容より奇妙なことが起こるなんて……（1/2 ページ）

二重に不思議な体験談。

[たけしな竜美，ねとらぼ]

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　身体の調子が悪く診察や治療を受けたところ、原因が患部とまったく関係のなさそうな部位であった、という経験はないでしょうか。同じ身体とはいえ、離れた場所が連鎖のように良くなったり悪くなったりと、理由の説明を受けた上でも不思議なものです。

　今回ご紹介する作品もまた「体調不良にまつわる不思議な体験談」ではありますが、奇妙さのベクトルが予想外の方向へ向いており……。作者は漫画家のみつつぐ（@mitutugu）さん。ある女性から聞いた「気功を使う整体師」のお話です。

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　発熱や頭痛など決定的な不調はないものの、とにかく体調が悪いという状態が続いていた女性。事情を聞いた彼女のお母さんは、疲労のせいだと断言し、「気功治療に定評のある出張整体師」を呼んだそうです。

　世間話を交えながら全身を揉みほぐしてもらった後、いよいよ「気功」での治療が始まりました。

　整体師さんいわく「身体に気を入れると、悪い部分が勝手に動き始める」とのことで、かつ「最初から動く人と、まったく動かない人がいる」のだとか。実際に気を送り込んでもらうと、本当に足首から先が動き出しました。半信半疑だった女性ですが、施術のおかげで体調はすっかりよくなったそうです。

　ところが数カ月後、女性は再度「なんとなく調子が悪い」状態に陥ります。再び整体師さんを呼ぶよう母親に頼みますが、お母さんは「はあっ？　誰それ？」と困惑した様子で、一連の出来事を何もかも覚えていなかったのです。

　結局その整体師さんの正体は分からず、いつしか家族の会話で口に出すこともはばかられるようになってしまいました。ですが女性は「あの日に動いた足首の動き」を確かに覚えていて、それを時々行っては身体のケアをしているそうです。

作品提供：みつつぐ（@mitutugu）さん
記事：たけしな竜美（@t23_tksn）