2022年のバレンタイン予算平均は4792円 コロナ禍で手作りチョコは減少、あげる相手も“厳選”傾向に(1/2 ページ)
世相が反映されています。
日本インフォメーションは2月8日、女性のバレンタインに関する調査結果を発表しました。
2022年は15〜59歳の女性900人に調査を実施。半数以上の63%が「今年プレゼントする予定」と回答しました。多くの女性がチョコを渡す予定があるという一方で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けた変化も見られています。
「友チョコ」人気に変化のきざしが
2022年のバレンタインデーの予算合計は平均4792円、渡す予定の人数は平均5.0人となりました。予算や費用の金額は2021年、2020年から上昇傾向ですが、人数は減少傾向です。このことから、相手を厳選して贈る傾向が強くなっているのがうかがえます。
2022年プレゼントをする予定のチョコは、2021年と同じく「家族チョコ」「本命チョコ」「友チョコ」の順に多いという結果になりました。しかし、「本命チョコ」「友チョコ」には大きな変化が。最も「友チョコ」を贈ると回答した割合が高い「女子高生」(88%)では、その割合は2021年の97%から約10ポイントも減少しているのです。
一方で、「本命チョコ」は「40-50代(既婚)」以外の属性で昨年より上昇。「20代会社員(未婚)」は70%が贈る予定だとし、「30代会社員(未婚)」でも10ポイント以上上昇しています。そして、すべての属性で「義理チョコ」が減少。「友チョコ」「感謝チョコ」も多くの属性で減少傾向となりました。
手作りは避ける傾向? 属性による違いも
バレンタイン事情への新型コロナウイルスの影響は、「やめる」ことに大きく出ているようです。「手作りのチョコレートを渡すのはやめる」と回答した人は33%で、2021年から7ポイント上昇しています。特に 「30代会社員(未婚)」「40‐50代会社員(未婚)」では昨年より各13ポイントも上昇しました。
また、「すべてのチョコを渡すのをやめる」と回答した人も28%と少なくないようです。
しかし、「すべてのチョコを渡すのをやめる」は2021年と比べると「40‐50代会社員(既婚)」を除いて減少傾向に。特に「女子高生」「30代会社員(未婚)」は10ポイント以上減少しています。新型コロナウィルスや予防についての考え方が昨年から変化しているのかもしれません。
2021年のバレンタインデーは、感染対策として手作りのチョコレートは避けつつ、「義理チョコ」「感謝チョコ」「友チョコ」ではなく、「本命」にお金をかけてプレゼントを贈るという傾向が強く出ているのかもしれません。
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