子どもが新型コロナに感染したら…… 国立成育医療研究センターが「子どもの自宅療養」ポイントを改定(1/2 ページ)

第6波になり「クループ症候群」や「熱性けいれん」を起こす子どもが見られるとのこと。

» 2022年02月18日 11時06分 公開
[谷町邦子ねとらぼ]

 子どもや周産期の女性に向けた高度医療の研究をおこなう国立成育医療研究センターは、新型コロナウイルスの第6波流行を受け、子どもが「自宅療養」をするときに観察すべきポイントを改定しました。

 子どもが新型コロナウィルスに感染しても多くの場合は軽症であるとされていますが、第6波になってからは喉の奥が腫れてしまうことで起きる「クループ症候群」や、発熱による「熱性けいれん」を起こす子どもが出てきているとのこと。

子どもの自宅療養 子どもが重症化する割合は少ないとされていますが、呼吸状態が悪くなることも

 そこで国立成育医療研究センターは、新型コロナウィルスに感染した子どもを自宅で看病する際、注意して見るべきポイントの内容を改定。感染しても機嫌がよく、食欲があり、顔色がおかしくなければ基本的に心配ありませんが、意識がはっきりしない、機嫌が悪い、食欲がなくなってきている、水分がとれない、顔色が悪い、息苦しそう、嘔吐を繰り返す、などの場合は担当保健所か、かかりつけ医に早めに相談するのがよいとのこと。もしけいれんが起きた場合には、速やかに救急車を呼ぶよう呼びかけています。

子どもの自宅療養 機嫌や食欲、顔色、息苦しそうでないか、胸がべこべこへこむような呼吸になっていないか、意識はおかしくないかなどを観察しましょう

 さらに、東京都の自宅療養者向けハンドブックに掲載された「自宅での感染予防8つのポイント」を紹介し、子どもから他の家族に感染を広げないために気をつけることを解説。「部屋を分ける」「ごみは密封して捨てる」「汚れたリネン・衣服は洗濯する」など基本的な家庭内での感染防止方法をすすめています。

子どもの自宅療養 東京都作成『自宅療養者向けのハンドブック』の「自宅での感染予防8つのポイント」より

 他にも、東京都が作成したチェックシート「家族で守ろう10の約束」を紹介。こちらでは、自宅療養中の留意点や、近隣の保健所やかかりつけ医の電話番号の記載することができます。

子どもの自宅療養 家族で守ろう10の約束」 東京都以外の人も活用できます

(谷町邦子 FacebookTwitter


       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  2. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  3. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議
  4. スーパーで買った半玉キャベツの芯を植え、5カ月育てたら…… 農家も驚く想像以上の結末が1300万再生「凄い」「感動した」
  5. 東京藝大卒業生が油性マジックでサンタを描いたら? 10分で完成したとんでもない力作に「脱帽です」「本当にすごい人」
  6. 定年退職の日、妻に感謝のライン → 返ってきた“言葉”が約200万表示 大反響から7カ月たった“現在の生活”を聞いた
  7. 【ヤフオク】“3万円”で購入した100枚の着物帯 →現役着付師が開封すると…… “まさかの中身”に驚き
  8. 「立体的に円柱を描きなさい」→中1の“斜め上の解答”に反響「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」 投稿者に話を聞いた
  9. 「すんごい笑った」 “干支を覚えにくい原因”を視覚化したイラストが勢いありすぎで1700万表示の人気 「確かにリズム全然違う!」
  10. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  3. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  4. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  7. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  8. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  9. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  10. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」