ゲーム機の抽選販売に当たらない…… 転売ヤーを呪う女性に思いがけぬ幸せが訪れる漫画が最高(1/2 ページ)
ほんと、欲しいときにすぐ買えるようであれ。
最新ゲーム機が品薄で手に入らず、抽選販売に応募しても落選してばかり――。ゲーム好きの女性が呪わしい状況を嘆く漫画が、まさかの展開で和みます。
同作は漫画家のタカノンノ(@takanonnotakano)さんが手がける『ショートショートショートさん』の一編。主要キャラの1人、五十嵐樹の「弟くん」と、彼がオンラインゲームで知り合った「師匠」のエピソードです。
通販サイトから何度目かの落選通知を受信して、肩を落とす師匠。「転売ヤーの■■を■■で徐々に■■■■■■■■■■たい……」などと、思わず呪いの言葉をぼそりとつぶやいてしまうほどに憤っています。
彼女の散々なありさまを見て、自分も無理だろうとは思いつつ抽選販売に応募したところ、弟くんはまさかの一発当選。どうしたものかと思案した末にある案が浮かび、師匠の家に「当たっちゃいました」と持参しました。
憧れの品を目にしたというのに、師匠は無数の落選通知にさらされたせいかひがみっぽくなっており、「見せつけに来たのか」「悔しがる私を見て悦に入りたいのか」と半狂乱。恋人(ゲーム機)を弟くんに奪われたような妄想までして、心を閉じています。
しかし、弟くんにそんな意地悪な気持ちはありませんでした。いつも世話になってる師匠へのプレゼントにと、せっかく当てたゲーム機を持ってきたのです。それでも、「それは君が欲しくて君が当てたものなのだから君のものだよ」と、師匠は好意をまっすぐ受け止められません。
すると、弟くんは重くて持って帰るのが面倒だからと称して、ゲーム機を置いて帰ることに。「また遊びに来るので、それ以外の時間は使っていいですよ」と、素直になれない師匠へプレゼントを強引に渡すのでした。
プレイステーション 5やXbox Series Xがリリース2年目に入ってもなお入手困難な状況もあり、漫画には共感の声が多数。伏せ字になった呪いの言葉の中身を想像する人や、弟くんの優しさに感動する人、師匠との関係性に尊さを感じる人など、さまざまな反応を呼びました。
ただ、弟くんと師匠は、言葉にするのがはばかられるほどただならぬ関係。そんな実情も描かれている『ショートショートショートさん』は単行本3巻まで発売中です。
作品提供:タカノンノ(@takanonnotakano)さん
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