ジョニー・デップ裁判で“元カノ”ケイト・モスが証言 元妻アンバーが暴力の根拠とした主張を真っ向から否定
ジョニー・デップの最も有名な元カノ。
5月25日(現地時間)、英モデルのケイト・モスが裁判所にオンライン出廷し、元交際相手の米俳優ジョニー・デップに有利と思われる証言をしました。この裁判はジョニーが元妻で米俳優のアンバー・ハードに対し、2018年の米Washington Post紙への寄稿が名誉毀損(きそん)にあたるとして5000万ドル(約64億7000万円)の損害賠償を求め争っているものです。
1994年から1998年までジョニーと交際していたケイトは、もともと証人リストには載っていなかったものの、アンバーが証言中に「ケイトがジョニーに階段から突き落とされたことがある」という“うわさ”を口にしたために急きょ呼び出されることになりました。
アンバーは、2015年に妹のホイットニーがジョニーと階段で口論した出来事について、ジョニーを殴ったと認めました。そのいきさつとして、「(ホイットニーの)背中が階段の方を向いていて、ジョニーが彼女に向かって手を振りかざしました」と発言。そして「私はためらわず、待つこともせず、ただ頭の中に、即座にケイト・モスと階段のことが浮かんだのです」と、元交際相手に暴力を振るったといううわさが脳裏によぎり、妹を守るための行為だったと主張しています。
「私は彼が元恋人――確かケイト・モス――を階段から突き落としたという話を思い出しました」とアンバーはそのうわさについてさらに詳しく言及。「私はこのうわさを2人から聞いたことがあって、まだ記憶に新しかった」と述べています。
このアンバーの証言の真偽を確かめるために証人として呼ばれたケイトは黒のジャケットにほぼ素顔の自然な様子で、イギリスからオンラインで約2分の証言をしました。
ジョニーの弁護士から、“階段”のうわさが立ったジョニーとのジャマイカでの休暇について尋ねられると、「彼が私を押したり、蹴ったり、階段から突き落としたりしたことはありません」とシンプルにこのうわさを否定し、自身が交際中DV被害を受けたことはないと述べました。
さらに「部屋を出るときに、ジョニーは私の先に外に出ました。雨が降っていて、私は階段で滑って、背中を痛めてしまいました。何が起こったかわからず、痛くて叫びました」と当時の状況を詳しく説明。その後、ジョニーはケイトに駆け寄り、部屋に運んで手当をしてくれたと言います。ケイトの簡潔で明快な証言は、アンバーの口にしたうわさがただのうわさにすぎなかったことを証明しました。なお、アンバーの弁護士による反対尋問は行われませんでした。
また同日、ジョニーは映画「アクアマン」のメラ役を得る際に、アンバーを助けるため上役に電話をかけたと証言。同作はオーストラリアで撮影される予定でしたが、アンバーは以前犬を2匹違法に持ち込んだことで同国に法的な問題を抱えていたためでした。一時期はアンバーを続編「アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム(原題)」から降板させるよう要求する声が高まっていたこともあり、アンバー側はジョニーのせいで続編のメラ役を失いそうだったとも証言しています。
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妻との現在には言及せず「無事に問題も解決致しました」。
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