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» 2022年06月10日 08時30分 公開

「全国初」“男性の子宮頸がんワクチン接種”助成へ 「いいなぁ」「全国に広まってほしい!!」青森県平川市が称賛される(1/2 ページ)

全国的に始まることを望みます!(著者の声)

[上代瑠偉,ねとらぼ]

 青森県平川市が、“男性のHPVワクチン接種”への助成制度を準備していることが分かりました。全国初の取り組みとみられ、SNS上では「いいな」「全国に広まってほしい!!」など、同市の取り組みを称賛する声が多く上がっています。

 厚生労働省によると、HPVは性的接触がある女性の50%以上が、生涯で1度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがん、尖圭コンジローマなど多くの病気の発生に関わっています。

 特に、子宮頸がんは日本では年間に約1万1000人がかかり、約2900人が亡くなっています厚生労働省は「20歳代から罹患者数が増え始め、30歳代までに年間約1,000人の女性が治療で子宮を失い、妊娠ができなくなってしまいます」と注意をうながしています。

 女性はこれまでにも小学校6年〜高校1年相当を対象に、HPV感染症を防ぐHPVワクチンの定期接種が実施されており、公費により無料で接種できました(※)。また男性も2020年12月に厚生労働省が「4価HPVワクチン」を認可し、全額自費で接種可能になりました。しかし、HPV感染症の情報を取り扱う「みんパピ!」によると、男性が接種する場合は全3回で計5〜6万円ほどかかるといいます。今後、平川市で助成制度が始まれば、男性も大幅に接種金額を抑えられると期待できます。

厚生労働省が2013年6月〜2022年3月まで積極的な勧奨を一時的に差し控えていたことから、1997生度まれ〜2005度生まれ(誕生日が1997年4月2日〜2006年4月1日)の女性のなかには、通常のHPVワクチンの定期接種の対象年齢(小学校6年から高校1年相当)の間に接種を逃した人が多く存在するとされています。厚生労働省では接種を受けていない人に、HPVワクチンの接種を呼びかけています。詳細は厚生労働省のサイトをご覧ください

市担当者「遅くとも今年の9月末までには開始が理想だ」

HPVワクチン

 しかし、そもそも男性がHPVワクチンを接種することにどんなメリットがあるのでしょうか。平川市子育て健康課の担当者は制度を始める理由について、「HPVウイルスに感染して男性自身が疾病を発症する可能性を防ぐため」「HPVウイルスが男性と女性のパートナー間で行き来してしまう可能性があり、男性も予防しておく必要があるため」「予防接種によって女性も男性も感染リスクを下げて、社会全体での集団免疫を獲得していくため」の3つを挙げています。

 担当者は対象年齢について「これから詳細を決める」と話しています。

 助成金額に関しては「まだ確定していない」としつつも、青森県の広域予防接種の単価が1回あたり1万6775円であることに言及。「この金額を参考として助成金の単価を決定する」と回答しています。平川市では女性へのHPVワクチン接種の助成金は1万6775円。おそらく、男性への助成金は女性とほぼ同額になるのではないかと予想されます。

 開始時期については「まだ計画は決まっていない」としつつも、「HPVワクチンは合計3回接種する。もし来年の3月までに3回目の接種を終えるとなると、遅くとも今年の9月末までには1回目の接種をしなければいけない。それまでには制度を開始するのが理想だと思う」と目標を語りました。

※画像は平川市公式サイトより

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