アニメ化決定の『チ。』、amazarashiとのコラボ第2弾は「カシオピア係留所」 プラネタリウム使用の神秘的MVに原作者「こうも輝くのかと」(1/2 ページ)

2022年3月から行われているプロジェクトの一環。

» 2022年06月30日 21時50分 公開
[斉藤賢弘ねとらぼ]

 フロントマンの秋田ひろむさんを中心としたバンド「amazarashi」が6月30日、魚豊さんの人気コミック『チ。―地球の運動について―』とコラボした楽曲「カシオピア係留所」のMVをプレミア公開しました。

魚豊『チ。―地球の運動について―』とamazarashiのコラボ第2弾「カシオピア係留所」MV 「カシオピア係留所」MVの1シーン

 『チ。』は2020年から2022年にかけて、『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて連載。15世紀のヨーロッパを「モチーフ」とし、当時禁じられていた“地動説”を命がけで研究する者たちの熱い生きざまを描いた群像劇です。6月27日にはマッドハウス制作でアニメ化も発表されており、記事執筆時点での累計発行部数は250万部を突破しています。

 「カシオピア係留所」は、お互いに敬愛する秋田さんと魚豊さんが3月から行っている“往復書簡プロジェクト”「共通言語」での楽曲。

 第1弾となった「1.0」では、魚豊さんが描き下ろしたコンセプトアートを軸に、『チ。』でも印象的に登場する活版印刷を使ったMVを公開していましたが、第2弾となる本作では魚豊さんが逆に楽曲「カシオピア係留所」からインスピレーションを受けて描き下ろしたイラストをジャケ写にフィーチャー。

第1弾楽曲の「1.0」MV

 板橋区立教育科学館のプラネタリウムで撮影し、国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクトの協力を得たMVは、『チ。』に登場するセリフとメインキャラが流れ星のモーションとともに映し出され、amazarashiの歌詞と交差する神秘的かつ肩を押されるような力強い内容となっています。

 魚豊さんは「苦悶や寂寞や悴みがamazarashiを媒介にして出力されると、こうも輝くのかと改めて驚きました」「そして、その煌めきの根拠が"痛み"なのだとしたら、僕達の痛点は人間性の一つなんだと気付かせてくれる」とコメント。「カシオピア係留所」のような楽曲を聞けたことを“ただただ嬉しい”としています。

 また、コラボ相手である秋田さんは、「チ。の主人公たちと魚豊さんと、僕とに共通するのは『痛み』と仮定した。そこだけは分かりあえるのでは? と思った」と、両者に通じる意外な共通点を指摘。「魚豊さんの成し遂げたものから受け取って、僕の信念で作り、次に手渡す、というような想いで作った」と今回の作品を制作するにあたっての指針を明かしていました。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2502/11/news009.jpg 鮮魚店で瀕死の“巨大ガニ”を購入→家に連れて帰り、お風呂場に放ってみると…… まさかの展開に「こわっww」と800万表示
  2. /nl/articles/2502/12/news018.jpg 雑草ボーボーの荒れ地に“牛3頭”を放牧→2週間後…… まさかの光景に「感動しました」「いい仕事してますねぇ〜!!」
  3. /nl/articles/2502/12/news033.jpg 5歳のときにトレーニングを始めた女の子→3年後…… 現在の姿が「ハハハすごすぎる」「めちゃくちゃ尊敬」と250万再生【海外】
  4. /nl/articles/2502/12/news022.jpg 古いタオルを手で裂いていくだけで→「すごい…」「意外!」便利アイテムに! 生活の質“爆上がり”アイデアが話題
  5. /nl/articles/2502/12/news007.jpg 「夢見たディスプレイ」空中浮遊するガンダムのプラモデル、その仕組みは…… “122時間”かけて作った超大作が40万再生「マジで感激」
  6. /nl/articles/2502/12/news013.jpg 海外で暮らすパパとビデオ通話中、1歳娘がとったけなげな“行動” 大反響から約1年後……家族の現在を聞いた
  7. /nl/articles/2502/11/news025.jpg ←夫に出すやつ 自分で食べるやつ→ 目を疑うレベルの“落差”に爆笑「わ〜おw」「なんかとんでもないのいた」
  8. /nl/articles/2502/11/news033.jpg 妻「“157センチ、43キロが理想”と言う夫に、かわいいと言われたい」→プロに依頼したら…… 「エグッ!」「黒木瞳さんかと」
  9. /nl/articles/2502/12/news028.jpg 伸び放題になった実家の庭木→50代女性が2日間どんどん切ったら…… “見違える光景”に「さすがですね!」「明日は我が身」
  10. /nl/articles/2502/11/news012.jpg 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
  2. 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
  3. 14歳のとき、親友の兄と付き合うことになった女性→13年後…… “まさかの結末”に「韓国ドラマみたい」【海外】
  4. リンゴを1年間、水の中で放置→顕微鏡で見てみたら…… 衝撃の実験結果に「これはすごい」「息をのみました」【海外】
  5. 海釣り中、黒猫に「ちょっと来い」と呼び出された釣り人 → 付いて行くと…… 運命のような保護から2年、飼い主に話を聞いた
  6. “駐車場2台分”の土地に、建築家の夫が家を建てたら…… “とんでもない空間”に驚き「すごい。流行る」
  7. 「なんだこの暗号は……」 マクドナルドの“大人だけが読めるメッセージ”が410万表示「懐かしい〜」「読める人同世代w」
  8. 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」 投稿者に話を聞いた
  9. ズボラ母が5人分サンドイッチを爆速で作ったら…… 目からウロコの時短テクと美しい仕上がりに「信じられない」
  10. 【今日の計算】「7−2×0+9」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議