鳥居で目撃された「おきつねずもう」　本気の相撲をとるキツネたちがおとぎ話の1ページよう

なぜか懐かしい気持ちに。

[Yuki，ねとらぼ]

　神社の鳥居の前で、相撲をとっているキツネの写真がTwitterに投稿され、「もふもふ、ころころでかわいい！」「おとぎ話の1ページみたい……」と、めったにお目にかかれない光景が話題になっています。投稿は記事執筆時点で18万7000件の“いいね”を獲得し、3万6000件以上リツイートされています。

　投稿者の狐仙人乃弟子トコノオルタ（@ttt_zegu952）さんは、北海道や宮城県にあるキツネの撮影スポットを訪ね、キツネを中心とした動物の写真を数多く撮影しています。以前、キツネがぎゅうぎゅうに集まって“おしくらまんじゅう”をしているような姿が投稿されたときも話題になりました（関連記事）。

稲荷神社の境内で……

　キツネ2匹が相撲をとっているような写真が撮影されたのは、2021年11月ころ。宮城県白石市にある「宮城蔵王キツネ村」でのことでした。100匹以上のキツネが暮らしていて、変わった種類のキツネもたくさん見ることができる国内では珍しい動物園です。放し飼いにされているゾーンもあり、野生に近いキツネの様子を観察したり撮影するチャンスが多いことでも知られています。

お稲荷様が行事さんかな？

　その宮城蔵王キツネ村園内には、ご存じの通りキツネが神の使いとして鎮座する稲荷神社があり、リアルなコラボレーションが見られると人気のスポットになっています。そこで始まったキツネのお相撲……鳥居の朱色や見守るお稲荷様の姿と相まって、まるで童話や絵本の世界から抜け出してきたかのようです！

鳥居がよく似合います

毎日お参りしているのかな？

　「昔、こんなお話がなかったかな？」と、なんだか懐かしい気持ちにさせてくれるキツネのお相撲風景……。

　キツネは喧嘩をするときには口を大きく開けて、その大きさや牙の大きさで勝敗を決めるといわれているので、本当のところはただの喧嘩だったのかもしれませんが……？　投稿者さんによれば、どうやら決着はつかなかったとのことです。

美しいプラチナキツネ

イヌ科なので、ワンちゃんっぽいかわいさがあります

　投稿には、「喧嘩の原因はお供え物のイナリかしら？」「奉納相撲……」「お稲荷さんの眷属が実体化してる！」という声が多数寄せられています。また、その神秘的な光景に国外からの反響も大きく、特にアジア圏の各国からのコメントが多いのは、キツネが神様として身近な存在だからでしょうか？　偶然の写真にありがたみを感じてしまいますね！