Excelを覚えた小学生の「ジャンプ打ち切り漫画」分析に注目 誌上の“掲載順”に着目した漫画愛あふれる自由研究(1/2 ページ)

「打ち切られる漫画は展開が遅い」など、厳しい分析も。

» 2022年08月24日 19時20分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 小学生がExcelを活用してまとめた、『週刊少年ジャンプ』の打ち切り漫画にまつわる自由研究が、Twitterで注目を集めています。打ち切られる漫画には何が起きているのか、誌面での掲載順に着目して調査した容赦ない分析。

打ち切り 20話前後で終わった漫画の掲載順をまとめたグラフ。その多くは、10周目あたりで巻末のほうに載るという

 札幌暮らし(@sapporolife2021)さんの息子さんが、好きな作品の打ち切りをきっかけに、「どうして漫画は打ち切られるのか」知りたいと始めた自由研究。主に、人気のバロメーターともいわれる、漫画の掲載順(本の中で何番目に載るか)をExcelでグラフ化しています。その結果、「20話前後で終わった漫画は10週目あたりで巻末のあたりをさまよい出す」といった、シビアな現象がくっきり可視化。

 「打ち切られる漫画は展開が遅い傾向がある」といった、内容に踏み込んだページも。「いつまでも最初の村から出なかったり、だらだらと同じ展開が続くと読む気をなくしてしまうことがあります」など、厳しい言葉でつづっています。

打ち切り

 息子さんは、作品の存続に大きく影響するといわれる読者アンケートはがきで「何を問われているか」も分析。レポートを「打ち切り漫画でも面白い作品もあるので単行本買って」「推しの順位が低くなってきたら(本の後ろのほうに載り出したら)はがき出して」と締めくくったそうです。漫画愛あっての厳しさだった……。

 Twitterでは「子どもだからこそできる、忖度(そんたく)のない鋭い切り口」「Excelさえ教わればできるというものでない、すばらしい研究」と好評。反響を受けて、息子さんは「人気漫画だけでなく、掲載作品全部読んでほしいです」と語っているそうです。

画像提供:札幌暮らし(@sapporolife2021)さん


       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」