ミニ四駆を「家庭用コンセント」につないだら無限に走れるんじゃね? 科学のプロがまじめに実験(1/2 ページ)
またムチャしやがって……!
サイエンスアーティストの元気先生が、自身のYouTubeチャンネル「GENKI LABO」を更新。ミニ四駆は電池がなくなると走れなくなる→「ならば、家庭用コンセントにつなげば無限に走れるじゃないか!」。……そんな夢のミニ四駆実験を披露しました。
元気先生は以前、「ミニ四駆を爆速にするぞ!」とミニ四駆に電池を100本つないだ魔改造車で予想通りに玉砕(関連記事)。今回もみんな大好きミニ四駆の魔改造「交流100Vの家庭用電源で、無限に走れちゃうミニ四駆」に挑みます。では、実験系YouTubeチャンネル・PJラボのPJさんと実験開始!
まずは車体とコースの改造から。
交流を直流に変換しつつ、コースへは電極とする2本のアルミテープを敷いて電気を流します。「ホントは銅テープがあればよかったんですけれどね」。
車体には集電靴(ブラシ)を後付けします。ブラシをアルミテープに触れさせて集電する仕組みです。おぉぉ、これは昭和時代の人は懐かしい「スロットカー」だ! もっと身近なものに例えると「電車」と同じ仕組みですね。
PJさんいわく「ブラシの形の工夫が難しそうです。あとモーターは、ブラシを接触させる仕組みで抵抗が増えてしまうので、電流は少なくてもいいように電圧を上げたいです」とのことです。
「それじゃ用意しておいたミニ四駆用の強力なやつ、“ハイパーダッシュモーター”や“レブチューン2モーター”は……?」。
「残念ながらこれらは低電圧で電流が多く流れるようにチューンされたモーターなので、もうちょっと電圧が高いのがいいですね」(PJさん)。
「可能性があるのはノーマルモーターか。それよりも電圧が高いのがあれば、より速くなる可能性が高いですね」。
では試走。しゅぃぃん。「おぉぉー動いた! きたきたきたー」。
電圧は10V。「なんかクサくないですか?」「モーターが焼けちゃいましたかね」。
それでも一応ちゃんと動いたことで元気先生の興奮も爆上がり。それならば「100V、いや限界までいっくぞー!」。やっぱりやるのか……。
ぎゅぉぉぉん! 「うぉぉ、速ぇぇー。火花あげてるよ!」。
スン。
「あ、すぐ逝っちゃった……」。
「でも、改善の余地がありますよ。モーター次第ですね」(PJさん)。次回、科学・電気のプロ2人の再挑戦に期待です。皆さんはどうか生半可にマネはしないように……。
ファンからも「やっぱりこの手の実験はモーター次第なんよな」「ミニ四駆世代は堪らん」「100Vに耐えられるミニ四駆サイズのDCモーターはこの世に存在するんだろうか」などのコメントが多く寄せられていました。
(カナブンさん)
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