【検証】スマホ用の縦読みマンガ漫画(webtoon)を印刷すると何メートルになるのか?
というか読めるのか?
webtoon(ウェブトゥーン)というものがある。簡単に言えば縦に読むマンガで、ページをめくるということはなく、スマホでスクロールしながら読む。スマホでマンガを読むことに最適化された形式だ。実際に読んでみると実に読みやすい。
webtoonを読んでいると、面白さはもちろんだけれど、その長さにも驚く。ページをめくることがないので、長さをダイレクトに感じるのだ。では、一体どのくらい長いのか、印刷して測ってみたいと思う。
webtoonが面白い
紙で読むマンガはページをめくる。見開きで迫力ある絵がドーンという使い方もある。しかし、スマホで読むには見開きが小さくなってしまうという問題もある。そこでスマホやタブレットに最適化されたのがwebtoonだ。
webtoonは縦読みなのだ。ページをめくるという概念はなく、その代わりにスクロールをする。スマホなどの縦長の小さな画面でも迫力を感じるコマ割りになっている。面白いからぜひ読んでほしい。
例えば、LINEマンガに『強化レベル99 木の棒』というマンガが連載されている。初心者用の武器「木の棒」をレベル+99強化して復讐するというスカッとするマンガだ。これがwebtoonなのだ。面白いだけではなく、読みやすい。
紙でマンガを読みなれた世代には新しい体験と言える。とにかく縦に物語が続くのだ。マンガは内容だけではなく、見せ方も新しい時代に突入しているのだ。未来は来ている。
思うこともある。本ならば「ページ数」というものがある。ただwebtoonにはページという概念がない。ページ数という分かりやすい目安がないので、一体どのくらいの長さなんだろうと疑問に思うわけだ。そこで印刷しようと思う。印刷すればwebtoonがどのくらいの長さなのか分かるはずだ。
長い紙のwebtoonを作る
今回は先に私が読んでいた『強化レベル99 木の棒』の第1話を印刷する。手順は簡単だ。マンガをA4の紙に印刷して、印刷で出てしまう余白をカットして、ノリで接着して、さらに養生テープで補強する。これを延々と繰り返す。
説明すれば簡単だし、実際の作業としても難しいことはない。ただそれが延々と続く。この時点でwebtoonの長さがすさまじいと分かった。でも、スタートは切られている。引き返すことはできない。当サイトの編集部の方と分担して作業を進める。
最初は「私一人で余裕ですよ」と言っていた。そんなことはなかった。とてもなかった。終わらない。とても終わらない。この作業も大変だけれど、作者も描くのは大変だと思う。長いから、もう物理的に。
5時間半作業をしてどうにか終わった。いくつかに分けて紙を作り、最後につなげる作戦なのだけれど、この場所では狭すぎたので、後日別の場所で全てをつなげることにした。この時点で思ったよね、webtoonはスマホに限るって。
webtoon紙版の完成!
前回の作業から1週間後、われわれは広い場所にいた。中学校だった場所だ。広い場所はどこだろうと考えた結果、中学校って広かったよね、ということで中学校を借りたのだ。中学校ほどの広さがあれば、webtoonだろうとその長さの全貌を知ることができるはずだ。
webtoonは一石二鳥の面白さを持つという発見があった。『強化レベル99 木の棒』は面白い。そして、印刷するとその長さがまた面白いのだ。大変だけど。中学校の下駄箱前の謎の広いスペースでは全然一列にできないほどの長さを持つのだ。笑ってしまった。
改めて印刷するとwebtoonならではの表現にも感動した。画面が変わる感じがグラデーションで表現されている。シームレスにコマとコマがつながるのだ。ページをめくるマンガではできなかったことだ。
また登場人物を大きく表現するのにも適している。人間は立っていると縦に長いわけだから、webtoonの方が迫力があるように感じる。物理的に大きく描けるのだ。結果、長くなるわけだけど。
長くしたい!
取りあえず連結して1つのマンガにした。長すぎて持ち運びに困ったので、巻物のように丸めた。ちなみにこの丸める作業に20分もかかった。紙が捻れたり、緩んだり、紙は長いと全然こちらの意図をくんでくれないのだ。
小学生のころ、廊下は長く感じた。実際に行ってみてもやっぱり長かった。ここならwebtoonを広げるというか、敷くというか、全貌が分かるはずだ。これをしたくて中学校に来たのだ。廊下なら風もないからうまくいくはずだ。
廊下があって、階段があって、その先には壁があるので、限界まで伸ばしたけれど、webtoonは全然終わらなかった。長いのだ、webtoon。LINEマンガの方に話を聞いたら、印刷したことはない、と言っていた。それはそうだ、不便だもん。
廊下はワックスが塗ってあるからなのか、滑りがよくて四つ這いになって読むのには面白かった。やがて疲れるわけだけど。腰が痛くなるわけだけど。背中がバキバキになるわけだけど。何度目だろう、webtoonはスマホに限ると思ったのは。
校舎から垂らしたらどうだろうか。生徒が全国大会に出場するとよく学校に垂れ幕がかかった。なかなかに長いものだった気がする。ということは、webtoonを垂れ幕のようにすれば全貌が見えるのではないだろうか。
垂れ幕を目指したのに「L」になってしまった。それでも全貌は全然余っている。webtoonの長さを思い知ることになる。しかも、この長さで全部面白いんだぜ。
授業中に隠れてマンガを読む文化もあった。私はしたことがないけれど、ドラマなどで見たことがある。でも、webtoonを印刷したものだと全然隠すことができない。最初の方だけなのに教壇まで伸びているもの。
マンガの回し読みも印刷したwebtoonでは大変だ。長すぎて、一部の人は間違いなく首が痛い。これを解決する方法がスマホで読むなのだ。LINEマンガは無料で読める作品もあるし、それぞれのスマホで読めばいいのだ。
で、長さは何メートルなのよ
中学校では狭すぎた、というのが現状での結論だ。全貌を見ることができない。校舎内ではどこにもその長さがないのだ。体育館でも狭すぎた。風が吹いているけれど、グランドしかないようだ。
蛇行しているのは許してほしい。長すぎて平衡感覚的なものが失われるのだ。それほどの長さがあるということ。よくこんなに紙をつなげたなと驚く。作者の方も長さに驚くと思う。中学校のグランドをほぼ分断する長さだもの。
長さは100メートル11センチ。長い。もう長いという感想しか出てこない。しかもこれ第1話なんだぜ。1話だけで100メートル11センチ。長い。現場でも誰も彼もが「長い」とだけ言っていた。それ以外の言葉が見つからないのだ。
誤解しないでほしいのは、スマホで読む分には長くない。面白いから長くは感じないのだ。ただ物理的には長いのだ。だって、100メートル11センチだもの。ウサイン・ボルトでも9秒58では走れない。だって11センチ長いから。
webtoonは100メートル超え
webtoonを読んでいて、内容はもちろんだけど、その長さにも驚いたので『強化レベル99 木の棒』第1話を実際に印刷して測ってみた。結果「100メートル11センチ」。予想以上に長かった。そして、いいこともなかった。かさばるし、風に弱いし、そもそも作るのは大変だし。
マジでスマホはすごい。webtoonを読むにはスマホに限る。実際に体験したから自信を持って言える。スマホでLINEマンガを読んでください、マジで。紙だと大変だから。
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