結局VRゴーグルはどれを買えばいいのか 手を出したいけど増えすぎて選べない人のための超絶詳しい“分類マップ&解説”(1/3 ページ)
値段と目的に合った物を選ぼう!
近年、「メタバース」にさまざまな企業が参入し始め、さらに身近になりつつある「VR」。そろそろ手を出してみたいと思っている人も多いかと思います。しかし、気が付けば各社からVRゴーグルが発売されており、これまでVRを追っていなかった人にはどれを選べば良いのか調べるだけでも大変な状況となってしまいました。
そこで今回、2017年からVTuberとして活動しており、『メタバース進化論――仮想現実の荒野に芽吹く「解放」と「創造」の新世界』(技術評論社)の著者でもある「バーチャル美少女ねむ」さんの許可をいただきnoteの記事「新世代VRゴーグル分類マップ&解説」を転載させてもらいました。これからVRの世界に参入してみたいと思っていた人は、ぜひこちらを参考にしてみてください。
著者:バーチャル美少女ねむ(VTuber)
「バーチャルでなりたい自分になる」をテーマに2017年から活動している自称・世界最古の個人系VTuber。個人がVTuberを始める方法を公開し、その後のVTuberブームに貢献。2020年にはNHK人気番組「ねほりんぱほりん」に出演しお茶の間に「バ美肉(バーチャル美少女受肉)」の衝撃を届けた。ボイスチェンジャーの利用を公言しているにもかかわらず楽曲『ココロコスプレ』で歌手デビュー。自筆小説『仮想美少女シンギュラリティ』はAmazon売れ筋ランキング「小説・文芸」部門1位を達成。フランス日刊紙「リベラシオン」・朝日新聞・日本経済新聞などで、VR文化に関する掲載歴多数。
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/nemchan_nel
Twitter:https://twitter.com/nemchan_nel
※仕様や価格は2023年1月17日確認時点のものです。2020年から本日までに発売・発表された最新機種に着目してまとめています。
※なお「6DoF+PCVR対応のフルのVR体験」ができる高性能VRゴーグルのみをまとめており、スマホVRなどには一切触れていません。
新世代VRゴーグル分類マップ
まず価格帯によって、リーズナブルな価格の「低価格普及機」とヘビーユーザーやビジネス用途の「ハイエンド機」に分けました。さらにハイエンド機は進化のトレンドが大きく2つあると感じているため、「(A)スタンドアロンMR機」と「(B)ライトハウス高解像度VR機」の2つに更に分類してみました。こうすることで、数ある機種の進化の方向性の違いが理解しやすくなるのではないでしょうか(分類名は私が勝手に命名していますw)。
【2023年01月23日訂正】MeganeXは図中で「スタンドアロン運用も可」としていましたが「ライトハウス環境ナシでも運用可」が正しいです。お詫びして訂正いたします。
新世代VRゴーグル解像度マップ
それぞれの機種の片眼の「解像度」をまとめた比較表がこちらです。現在「低価格普及機」でも最新機種では両眼併せて約「4K」前後の高解像度が主流になっています。これは民生用のVRゴーグルが初めて発売された2016年の「VR元年」の初代VIVE CEが「フルHD」程度だったことと比べると信じられない程の高画質で、ここ数年でのVRゴーグルの劇的な進化がよく分かります。
さらに現在「ライトハウス高解像度VR機」では約「5K」もの超高解像度になっています。なお、VRゴーグルの映像性能は、解像度だけでなく視野角やリフレッシュレート等さまざまな要素が影響してくるので、この表はあくまで1つの目安だと思ってください。真の性能は被ってみないと分からない。
ここからは、各最新機種の詳しい解説をしていきます。
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