大ケガをしたボス猫を緊急保護、威嚇を繰り返していたが……たっぷりの愛情で穏やかな表情になったビフォーアフターにぐっとくる

いっぱい幸せになって欲しい。

» 2023年02月21日 20時00分 公開
[三日月影狼ねとらぼ]

 TikTokに地域のボス猫が保護され、家猫になっていく姿が投稿され、記事執筆時点で再生数24万回を突破、1万6000件をこえる“いいね”とたくさんのコメントが寄せられています。投稿主さんの愛情に包まれて日々変化していく猫ちゃんの様子にぐっときます。

ボス猫「八べぇ」さんのビフォーアフター

 投稿主のえんさんは自身で保護猫活動を行いながら、野良猫保護サポートプラットフォーム「AHAHA」や各種SNSなどを通じて野良猫や飼い猫のトラブルを解決する、猫のお悩みアドバイザーとして活動しています。

野良時代八べぇさん 野良時代の八べぇさん

 そんなえんさんが現在預かっている猫ちゃんの中には、「八べぇ」さんというお名前の猫ちゃんがいます。八べぇさんは東京都世田谷区で保護された猫ちゃんで、もともとはその地域のボス猫だったそうです。

エリザベスカラー八べぇさん 大ケガをしているところを保護されました

 そんな八べぇさんは2022年2月、猫同士のケンカで首に大きなケガを負って血まみれになっているところを発見されました。

 緊急手術の結果なんとか一命はとりとめ、そのまま保護された八べぇさん。しかし推定6歳であり、ずっと「人間は敵」という環境で生きてきた八べぇさんはなかなか人間と暮らす生活に慣れることができなかったのです。

窓際で威嚇八べぇさん 家猫訓練中……
八べぇさん 少しずつ距離を縮めていきます

 野良歴が長い八べぇさんは直接触れることができないのはもちろん、慣れない暮らしで毛がはげてしまったり、パニックを起こしたりと一筋縄ではいかない様子。病院やおさわりだけでなく、ちゅ〜るですら全力で拒否するその姿からは、もともと過酷な環境で暮らしてきた猫ちゃんであることがひしひしと伝わってきます。

手の棒と八べぇさん ちょいちょい……
こんにゃろ こんにゃろこんにゃろ(かわいい)

 そんな八べぇさんに対してさまざまな角度からアプローチを行い、少しずつ距離を縮めていくえんさん。すると八べぇさんの正体が、“ただの怖がりさん”であることが分かってきます。

 そう、実は八べぇさんは臆病で慎重な性格ゆえに、ことあるごとに力強い猫パンチを繰り出していたらいつの間にかボス猫に昇格していた……という猫ちゃんだったのです。

怖がりなだけでした 実はただの怖がりだった八べぇさん
座る八べぇさん とっても穏やかな表情になりました

 えんさんの根気強いアプローチとたっぷりの愛情を受けた結果、八べぇさんはなんと添い寝ができるようになったそうです。東京・神奈川で新しい家族を募集中とのことなので、八べぇさんが持つ背景ごと愛せる人、FIV(猫エイズ)陽性に理解がある人はぜひえんさんのSNSをチェックしてみてください。

気まぐれに急接近 自分から近づいてくるようになったそう、すごい……!
里親募集中 ずっとのお家が見つかりますように

 こちらの動画には「初めの頃と目つきが全然違う。これからも幸せに暮らせますように」「当たり前だけど、動物にも心があるからこそ、こんなに表情が変わるんだろうな。動物だから何も伝わらないなんてそんなことは無いよね、ちゃんと伝わってる」といった、たくさんの優しいコメントが寄せられています。

 投稿主のえんさんはTikTok(@en_ahaha)とInstagram(@ennnnnnnnn)、Twitter(@ennocatnolife)、野良猫保護サポートプラットフォーム「AHAHA」に八べぇさんをはじめとした保護猫たちの様子を投稿中。保護猫活動に興味がある人、飼い猫や野良猫に関する悩みがある人はのぞいてみると良さそうです。

日々人に心を開いてくれる様子が分かります
いろいろなことにチャレンジ中の八べぇさん
ちょっとした工夫で猫たちも大満足!

画像提供:えん(@en_ahaha)さん

三日月 影狼

オススメ記事

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/28/news029.jpg 「言葉が出ない」 TDL「スペース・マウンテン」現在の状態は…… 変わり果てた“衝撃的な姿”が423万表示
  2. /nl/articles/2412/25/news213.jpg 「やりすぎだろ」 M-1王者が通販サイトでの「非公式グッズ」販売に抗議…… 運営謝罪「申し訳ございませんでした」
  3. /nl/articles/2412/26/news108.jpg 藤本美貴、“豪華なクリスマス夕食”公開 2枚目には夫・品川庄司の“激変した姿”も……「一瞬びっくりした」
  4. /nl/articles/2412/26/news028.jpg パパに娘を任せて風呂から先に出たママ、ふと浴室を振り返ると…… 衝撃展開が400万表示「ホラーすぎ!」「うちの子も……」
  5. /nl/articles/2412/25/news171.jpg ホロライブ・鷹嶺ルイ、クリスマスイブに“悲しすぎる理由”で配信を終了し泣く 「そんなことある?」「悲しいエンディングでしたね…」
  6. /nl/articles/2412/26/news122.jpg 生え際が後退し、数年髪を切ってない男性を理容師がカットしたら…… 驚がくの大変身が1400万再生「彼の人生まで変えちゃった」「すごすぎて涙出た」【米】
  7. /nl/articles/2412/26/news110.jpg 辻希美の長女・希空、“完成度高いクリスマスケーキ”披露 杉浦家6人そろった“豪華すぎる料理”にも反響
  8. /nl/articles/2412/23/news193.jpg 【編み物】淡い色の毛糸を時間をかけてひたすら編むと 芸術品のような仕上がりに脱帽「美しすぎる」
  9. /nl/articles/2412/18/news171.jpg “27歳差夫妻”、妻の母親に妊娠報告したら……涙を浮かべて まさかの「パパと同い年のおばあちゃん!」が誕生
  10. /nl/articles/2412/24/news037.jpg 毛糸で作ったお花を200個つなげると…… “圧巻の防寒アイテム”完成に「なにこれ作りたい……!!」「美しすぎる!」と100万再生【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  3. 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  4. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に【大谷翔平激動の2024年 「お菓子」にも注目集まる】
  5. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  6. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  7. 「バグってる」 シャトレーゼの“864円で買える”「1人用クリスマスケーキ」に大絶賛の声 「企業努力すごい」
  8. 「昔モテた」と言い張るパパ→信じていない娘だったが…… 当時の“驚きの姿”が2900万再生「おおっ!」「マジかよ」【海外】
  9. トイレットペーパーの芯を毛糸でぐるっと埋めていくと…… 冬に大活躍しそうなアイテムが完成「編んでるのかと思いきや」【海外】
  10. “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」