花粉 金曜も対策を 土曜以降は大量飛散 東京はヒノキも飛散始まる ピークいつまで

今週末から来週にかけては、全国的に飛散量が非常に多くなっています。

» 2023年03月03日 18時30分 公開
[日本気象協会 tenki.jp(http://www.tenki.jp/)]
Tenki.jp
スギ花粉 飛散予測 ピーク

 きょう3日(金)は関東から九州を中心に花粉が飛散し、九州では「非常に多く」飛ぶ所もあるでしょう。花粉症の方は対策を。4日(土)から春本番の暖かさで、広く大量飛散となるでしょう。

 

きょう3日(金)の花粉情報

 きょう3日(金)は、関東から九州にかけて広く晴れるでしょう。最高気温は広く平年並みで、関東では昨日より大幅に低くなりそうです。

 関東から九州を中心に花粉が飛散するでしょう。関東から四国は「やや多い」所が多く、九州では「多い」や「非常に多い」飛散となりそうです。花粉症の方はマスクやメガネなどで対策をなさってください。

 

スギ花粉がピーク 広く大量飛散に

スギ花粉 飛散予測 ピーク

 4日(土)から8日(水)にかけては広く晴れて、季節先取りの暖かさになるでしょう。

 関東から九州は、スギ花粉の飛散が広くピークを迎えており、花粉の飛散量は一番多いランクの「非常に多い」日が多い見込みです。万全な対策が必要です。9日(木)は西から天気が崩れ、九州では花粉の飛散は抑えられるでしょう。

 東北南部でも本格的な花粉シーズンに入っており、6日(月)以降は花粉が「非常に多く」飛ぶ予想です。

 

スギやヒノキ花粉のピークいつまで?

スギ花粉 飛散予測 ピーク
スギ花粉 飛散予測 ピーク

 スギ花粉飛散のピークは、福岡で3月上旬にかけて、高松や広島、大阪、名古屋では3月中旬にかけてとなるでしょう。金沢、東京、仙台では3月下旬にかけて続く見込みです。今年の花粉の飛散量は関東甲信で例年の2倍程度と予想されるなど、大量飛散が見込まれる所が多いため、ピークの時期も長くなる可能性があります。

 また、東京都ではヒノキ花粉も飛散開始となりました。(東京都の観測によりますと、多摩でヒノキ花粉を2月28日と3月1日に2日連続して、1平方センチメートルあたり1個以上観測したため、2月28日からヒノキ花粉の飛散開始となりました。2005年以降、2月にヒノキ花粉が飛散開始となるのは初めてです。)

 ヒノキ花粉のピークは、スギ花粉のピークが終わる頃になると始まる所が多くなるでしょう。福岡や広島では3月下旬から4月上旬、高松では3月下旬から4月中旬の見込みです。大阪と名古屋では、4月上旬から中旬、東京では4月上旬から下旬にかけてヒノキ花粉の飛散のピークを迎えるでしょう。金沢と仙台は、4月を中心にヒノキ花粉が飛散しますが、飛散量は他の地点と比べると少ないため、はっきりとしたピークはない見込みです。しょう。

外出時の花粉対策

スギ花粉 飛散予測 ピーク

 花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。

1.メガネ

メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。

2.マスク

新型コロナウィルスの感染予防として使用している方が多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。

3.衣類の工夫

一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。

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