「ジブリパーク」内でキャラクター像の胸つかむ・スカート内撮影の不適切写真が物議 運営元にも批判の声も「回答を控えたい」の姿勢変えず(1/2 ページ)

『女性自身』の取材に対して「ノーコメント」と回答したことに対しても、批判が高まっています。

» 2023年03月09日 19時45分 公開
[上代瑠偉ねとらぼ]

 2022年11月に開園した愛知県の「ジブリパーク」内で、利用客によるキャラクター像を利用した性犯罪を想起させる写真撮影が物議を醸しています。また、『女性自身』の取材に対し、運営元が本件について「ノーコメント」と回答(記事は2月24日に掲載)したことを受け、利用客のみならず運営元に対しても批判の声が高まっています。

 ねとらぼ編集部では、批判が強まっている現状を受け、ジブリパーク(スタジオジブリと中日新聞社が共同出資して設立した新会社)広報事務局に問い合わせましたが、変わらずコメントは控えるとの回答でした。

愛知県で11月に開園した「ジブリパーク」内でのキャラクター像との性犯罪を想起させる写真撮影と、その運営元の対応が物議を醸しています 画像は公式サイトより

 ジブリパークは愛知県の整備費340億円の投資を受け、愛知県長久手市の「愛・地球博記念公園」内に開園しました。問題の写真は、「ジブリパーク」内に設置されたキャラクター像を用い、性犯罪を想起させる構図で撮影するというもの。入場客が「ゲド戦記」に登場するテルーの胸部を後ろからつかんだり、「思い出のマーニー」に登場するマーニーに対して、スマホで下からスカートの中を撮影したりする様子が、2月22日ごろからSNS上で拡散されていました。

愛知県で11月に開園した「ジブリパーク」内でのキャラクター像との性犯罪を想起させる写真撮影と、その運営元の対応が物議を醸しています 画像はTwitterより(編集部でモザイク加工)

 その後、2月24日に『女性自身』がジブリパーク広報事務局に取材したものの、「今回の件に関しまして、ノーコメントとさせていただきます」として、回答を得られなかったと報じた記事を掲載。ジブリパーク広報事務局が明確な対応方針を示さなかったことに対して、批判の声が高まっています。

 愛知県の大村秀章知事は3月9日、臨時知事記者会見のなかで、「極めて不愉快な話だと思う。ジブリパークは大人から子どもまで、スタジオジブリの作品のなかに入って楽しんでいただくものである」「くれぐれもやめてほしい。そういうことするなら利用してほしくない、来ないでいただきたい」と不快感を示しました。

 大村知事によると、三鷹の森ジブリ美術館(管理運営は公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団)でも過去に同様の問題が発生し、該当の利用客を注意したところ、「逆ギレで激高される」ようなことがあったため、ジブリパークはそのような行為には対応しない・相手にしない方針を取っているとのこと。一方で、県からジブリパークに、同様の確認した場合には利用客への注意を徹底するように伝えたとしています。

 ねとらぼ編集部ではジブリパーク広報事務局に対し、性的な写真撮影についての対応や、『女性自身』の取材に対してノーコメントとした背景などについて問い合わせましたが、「今回の事案に関しましては、ジブリパーク社としてのコメントは控えさせていただきます」として回答は得られませんでした。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2501/31/news019.jpg “部屋が汚すぎて”彼氏に振られた女性→1人孤独に片付けを続け、600日後…… まさかの光景に「感動しました」
  2. /nl/articles/2501/29/news009.jpg 高校生のときに出会った“同級生カップル”→「親に頼らん!」と必死に貯金して…… 19年後、現在の姿に反響
  3. /nl/articles/2502/01/news088.jpg 「痩せた」 大谷翔平、“最新ショット”に驚きの声 “寝ぐせ”にツッコミも……「うわ凄い絞ってる」
  4. /nl/articles/2501/28/news188.jpg 「やられたな」 ベトナムで「FUJITSU」だと思って購入した家電→“衝撃の正体”に思わず戦慄
  5. /nl/articles/2502/01/news039.jpg 生え際後退で老けて見える25歳男性、プロが大胆カットしたら…… 「不可能を可能にした」「35歳から15歳に」大変身が740万再生【海外】
  6. /nl/articles/2501/30/news026.jpg 普通の折り紙1枚を、パタパタ折っていくと…… プレゼントにぴったりな美しいアイテム完成に「すげぇつくりたい」「かわいい」
  7. /nl/articles/2501/31/news041.jpg 水道検針員から直筆の手紙、確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生→大反響から1年たった“現在の様子”を聞いた
  8. /nl/articles/2502/01/news008.jpg 【ハギレ活用】「もう最高……」 着物のハギレをリメイク→わずか30分で“すてきなアイテム”が完成! 「私にもできそう」
  9. /nl/articles/2502/01/news047.jpg 【編み物】彼氏のために、緑と黄緑の毛糸を正方形に編んでつなげると…… 圧巻のおしゃれな大作完成に「息をのむほどすばらしいよ」
  10. /nl/articles/2501/31/news215.jpg 「こういうの大好き」 ユニクロ“3990円パジャマ”が発売前から話題騒然 「最高」「シンプルで良い」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  2. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  3. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議
  4. スーパーで買った半玉キャベツの芯を植え、5カ月育てたら…… 農家も驚く想像以上の結末が1300万再生「凄い」「感動した」
  5. 東京藝大卒業生が油性マジックでサンタを描いたら? 10分で完成したとんでもない力作に「脱帽です」「本当にすごい人」
  6. 定年退職の日、妻に感謝のライン → 返ってきた“言葉”が約200万表示 大反響から7カ月たった“現在の生活”を聞いた
  7. 【ヤフオク】“3万円”で購入した100枚の着物帯 →現役着付師が開封すると…… “まさかの中身”に驚き
  8. 「立体的に円柱を描きなさい」→中1の“斜め上の解答”に反響「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」 投稿者に話を聞いた
  9. 「すんごい笑った」 “干支を覚えにくい原因”を視覚化したイラストが勢いありすぎで1700万表示の人気 「確かにリズム全然違う!」
  10. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議