「日本代表が勝ったら1人箱根駅伝やってやるよ」の人、公約を実現 友人やフォロワーの応援に支えられ往路107.5キロを完走(1/3 ページ)

本来5人が交代して走る距離を1人でやり遂げた、るい(14世)さんに話を聞きました。

» 2023年05月25日 19時55分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 FIFAワールドカップカタール2022で日本代表が強豪スペインに勝利した少し前、「スペインに勝ったら1人箱根駅伝やってやるよ」と宣言していた人が、公約通り箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)の往路107.5キロを1人で完走しました。むちゃを言いながら本当に実行してすごい!

 本来は5人が交代で走る長距離に1人で挑んだのは、Twitterユーザーのるい(14世)さん(@B747_300SR)。かつて2018年大会でも「(格上のコロンビア相手に)勝ったら自転車で東京から山口行ってやるよ」と宣言した末に、本当に日本代表が勝利して公約を守ることとなった実績の持ち主です。

 今回の挑戦は、2022年12月2日のスペイン戦前日に、「日本代表がスペイン代表に勝ったら大手町から芦ノ湖まで1人箱根駅伝やってやるよ」とツイートしたのがきっかけ。ちなみに、るいさんは前月のドイツ戦前にも似たような発言をしたために、山口から東京への自転車旅が確定しています(関連記事)。星の巡り合わせがものすごい。

 るいさんは無理のないよう、3日に分けての走破を計画。初回の2023年4月30日は、第1区始点の大手町から、第2区終盤の戸塚を目指します。

1人箱根駅伝 友人たちの見送るなか、大手町からスタート
1人箱根駅伝 いざルートを地図に起こすと、とんでもない道のり。ロマンスカー乗りたい

 雨に見舞われながらもるいさんは快調に走り、昼下がりには1区終点の鶴見中継所に到着しました。しかし、1人駅伝なのでタスキをつなぐ相手はおらず、また独りで走り出します。

 それでも挑戦を続けられたのは、応援してくれた人の存在が大きい様子。状況をTwitterで報告すると、声援のリプライが寄せられたほか、なかにはツイートを見て、沿道まで応援に来てくれた人もいたそうです。かくして、るいさんは無事目的地の戸塚駅にたどり着き、挑戦をいったん終えました。初日だけでもほぼフルマラソンの距離です。

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