「APIが減る」 Twitter大規模制限により「ギガが減る」みたいな用語が爆誕(1/2 ページ)
定着するか否かは、今後のTwitter次第。
7月1日より、Twitterで一時的に閲覧制限が導入(関連記事)。ツイートの閲覧数が制限に達した際に表示される「API呼び出しの回数制限を超えた」から派生したとおぼしき、「APIが減る」といった新しい表現が観測されています。
API(Application Programming Interface)は本来、ソフトウェア同士をつなぐ仕組みを指すIT用語。くだんのメッセージは、「APIを介してツイートをサーバから取得できる回数の限界に達しました」と解釈できます。
それが転じて、「API」を「ツイートを取得する際に消費されるポイント的なもの」と捉える人もいる様子。そこから、近年定着してきた「ギガ(通信量)が減る」と同じように、「ツイートの閲覧制限が近づく」意味の、「APIが減る」という表現が生まれたものと思われます。
他の事例では、「APIされた」「APIが出た」「APIくらった」といった表現も。これはAPIを「ユーザーに制限をかける悪いもの」と捉えたものではないかと指摘されています。「BANされた」とノリが近い。
この新しい用法について、Twitterでは「日本語の柔軟さが現れている」「技術者には思いつかない表現」と話題に。「ギガが減るには慣れたけど……」「感覚的には理解できる」など、賛否分かれているようです。
ただ、現状では「APIが減る」や「APIされた」で検索すると、用法について意見するツイートが目立ち、本当に“そのつもりで”使用している投稿は少ないように見受けられます。これらの用法はあくまでも閲覧制限あってのもので、定着するかどうかは今後のTwitter次第かもしれません。
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