ハリウッド映画で原爆投下のネットミーム流行 「バービー」公式が「忘れられない夏になりそうだ」と“容認”で日本から批判の声相次ぐ(1/2 ページ)
英語で抗議する日本のユーザーも多数見られる。
映画「バービー」と映画「オッペンハイマー」のアメリカでの同日公開を受け、SNS上で原爆を軽視しているとみられるネットミームが多数投稿されている。「バービー」の公式X(Twitter)アカウントが複数のネットミームに対して好意的に返信。日本国内からその対応をめぐり、「酷すぎます」「終わってる」など批判の声が広がっている。
問題となっているのは、アメリカではともに7月21日に公開された、グレタ・ガーウィグ監督「バービー」(ワーナー・ブラザース配給)と、クリストファー・ノーラン監督「オッペンハイマー」(ユニバーサル・ピクチャーズ配給)をめぐるネットミーム。「バービー」は着せ替え人形バービーを題材とした実写映画で、「オッペンハイマー」は「原爆の父」として知られる理論物理学者のロバート・オッペンハイマーを描いた作品だ。
海外のSNS上では6月ごろから、対照的な両作品の同日公開を受け、それぞれのタイトルをもじった「バーベンハイマー(Barbenheimer)」が流行。「バービー」の登場人物であるバービー(マーゴット・ロビー)やケン(ライアン・ゴズリング)の後ろで、ピンク色のキノコ雲が立ち上がっていたり、大爆発が起きていたりする画像など、ネットミームや二次創作が多数投稿されていた。
【8月1日16時40分訂正】初出時、ネットミームが流行し始めた時期について「7月上旬」と記載していましたが、すでに6月ごろから流行していたため、該当箇所を修正しました。お詫びして訂正いたします
また、「バービー」の公式Xは複数のネットミームに好意的に返信。例えば、燃えているようなビーチを背景に、オッペンハイマー(キリアン・マーフィー)がバービーを肩で持ち上げる「バーベンハイマーのポスター」として投稿されたポスター風の画像に対して、「忘れられない夏になりそうだ」と、ハートの絵文字混じりで返信している。
海外や日本ですでに一部で否定的の声は上がっていたものの、7月31日ごろ、日本からの批判や抗議の声が拡大。記事執筆時点では、「バービー」「オッペンハイマー」「原爆投下」「キノコ雲」など“バーベンハイマー”の関連ワードがXでトレンド入りしている。
批判の声は「キノコ雲がミー厶としてポップに消費されているのをみるのは気分が悪いですが、Barbieの公式アカウントがそれに対して好意的なリプライをしているのは酷すぎます」「バービーの映画は公式がもう完全に原爆やキノコ雲のミーム化に乗っかってるから駄目だ。ファンが盛り上がってるだけで公式にはその意図がなかったなんて言葉じゃ救いようがない」など、日本語での書き込みに留まらない。
「バービー」の公式Xに対して、「原爆について冗談を言うのは絶対にやめて」「数十万人が亡くなった人類史に残る大虐殺を、ネットミームとして消費すべきではないと思う」など、英語で抗議する日本のユーザーも多数見られる。
なお、「バービー」は日本では8月11日から劇場公開。「オッペンハイマー」の日本での公開日は未定だ。
関連記事
- 原爆題材の映画で「原爆型のポップコーンセット」 海外の不謹慎コラ画像が物議
コラ画像でした。 - ディズニー公式が「なんでもない日おめでとう」を謝罪 「不適切な表現がありました」
長崎原爆の日の8月9日にTwitterへ「なんでもない日おめでとう」と投稿し「なんでもない日じゃない」「よりにもよって」と物議。 - 戦闘機からの機銃掃討や黒焦げの遺体、原爆―― 父が描いた太平洋戦争の描写が精細で胸に迫りくる
玉音放送を聞いたときや天皇陛下を初めて見たときのことなども描かれています。 - 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
懐が深すぎ……! - 「セッ…ックス知育玩具」 省略する位置がとんでもないオモチャの名前にネットがざわつく
三度見くらいしてしまいそう。 - 「これは仕様バグか?」 子ども向けの知育玩具の“惜しい仕様”に数学マニアたちが盛り上がる 「誤差すぎる」「ほぼ正解」
投稿には3万件を超えるいいねが寄せられました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
大谷翔平、妻・真美子さん妊娠公表→エコー写真に“まさかの勘違い” 「デコピン妊娠?」「どう見てもデコピンで草」
-
チェジュ航空社長、日本語で謝罪 犠牲者は170人以上との報道 公式サイトは通常のオレンジからブラックに
-
大谷翔平の妻・真美子さん妊娠→現役時代に語っていた「将来の夢」に感動の声 「なんか泣けてくる」
-
母「昔は数十人もの男性の誘いを断った」→娘は信じられなかったが…… 当時の“想像を超える姿”が2800万再生「これは驚いた」【海外】
-
「スマホ入荷しました」 ハードオフ店舗がお知らせ→まさかの正体に大横転 「草しか生えない」
-
子どもがお店で“高額おもちゃ”を欲しがる→通りすがりの“五輪選手がまさかの理由”でプレゼント 「すごすぎる話」「今年一番感動」
-
大谷翔平と妻・真美子さん“家族ショット”に210万いいね 「素敵な1枚」「幸せな家族写真!」【“大谷家”の新たな一歩】
-
「ヒルナンデス!」で道を教えてくれた男性が「丁(てい)字路」と発言 出演者が笑う一幕にネットで批判続出
-
ヤクルトが“投げ売り状態”かと思ったら…… 「大勘違い」引き起こしかねない光景に「さすがに飲めない」
-
毛糸で“お花をぷくぷく”編んでいくと…… 思わず笑顔になるアイテム完成に「なんて美しい」「母に編んであげよう」
- ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
- 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
- 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
- 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に【大谷翔平激動の2024年 「お菓子」にも注目集まる】
- 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
- “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
- 「バグってる」 シャトレーゼの“864円で買える”「1人用クリスマスケーキ」に大絶賛の声 「企業努力すごい」
- 「昔モテた」と言い張るパパ→信じていない娘だったが…… 当時の“驚きの姿”が2900万再生「おおっ!」「マジかよ」【海外】
- トイレットペーパーの芯を毛糸でぐるっと埋めていくと…… 冬に大活躍しそうなアイテムが完成「編んでるのかと思いきや」【海外】
- “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」