真珠のような虹色に！ 9時間かけて磨き上げた「夜行貝」が話題 「めちゃめちゃ綺麗」「宝石の国にありそう」の声（1/2 ページ）

ピッカピカ。

[ひつじ陽介，ねとらぼ]

　くすんだ色の夜光貝を磨き続けた結果、真珠のような輝きを放つようになったという動画が、YouTubeで「めちゃめちゃ綺麗」と話題になっています。

夜光貝磨いてみた（9時間）

　投稿者は、錆びた物や経年劣化した物をピカピカに磨きあげるビフォーアフター動画を上げているYouTuber・hakaihan（@hakaihan）さん。話題の動画は、浜辺などに転がっていそうな夜光貝を、ピカピカになるまで磨き上げていきます。

磨く前の夜光貝。くすんだ色をしているが、9時間磨いて大変身を遂げる

　まずは酸性のトイレ用洗剤を注いだ容器に夜光貝を沈めて、そのまま12時間ほど漬けおきます。その後、洗剤から取り出した夜光貝を、焦げ取り用スポンジで表面の汚れやぬめりを取り除きいていきます。取りきれなかった部分は、砥石を高速回転させて研磨するグラインダーで削り取ります。

酸性のトイレ用洗剤「サンポール」に12時間漬ける

グラインダーを使って、さらに削っていく

　下処理が終わったら、研磨用のスポンジやクロスを使って磨いていきます。粒度の大きい物から小さい物に粗さを落としていき、滑らかになるように少しずつ磨いていきます。

研磨スポンジで磨いていく

　研磨作業を始めてから9時間が経つころには、くすんだ色をしていた夜光貝は見違えるほどピカピカに。まるで真珠のような虹色の輝きを放っています。

磨く前の夜光貝

磨いたら、ピカピカの虹色になった

　hakaihanさんは「想像よりも遥かに大変でした」「どれ位の仕上がり具合にしたいかにもよるのですが、夜光貝磨きにチャレンジ予定の方はある程度の覚悟が必要かと思います」とコメントを残しており、作業の大変さは想像以上だったようです。

　この動画には、「化学の不思議さと夜光貝の美しさに感服しました」「自然の造形美を引き出した9時間でした！　素晴らしい！！！」「こんなに現物が実際に見たくなる作品は初めてだ」「もはやここまで来ると夜光貝と言うより、常光貝とか常沢貝とかの名前がつく別モンの貝になってるよ……」と、投稿者や磨き上げられた貝のうつくしさを称える声が寄せられました。

動画提供：hakaihan（@hakaihan）さん