食中毒で入院したときのご飯が衝撃的な見た目 “カラフルな流動食”ばかりの食事に「絵の具?」「ディストピア飯」と驚きの声(1/2 ページ)
鶏肉にはよく火を通そう……!
カンピロバクター食中毒を患って入院した人の、衝撃的な食事風景が話題を呼んでいます。主食もおかずも、全部液状になっちゃうのか……。
カンピロバクターは、鶏や牛といった家禽(かきん)や家畜をはじめ、多くの動物が保菌する細菌。汚染された水や、加熱不足の調理品を摂取すると食中毒を引き起こすことがあります。症状には下痢や頭痛、悪寒などがあり、ごくまれにギラン・バレー症候群という、手足のまひや呼吸困難を起こす病気を発症することもあります(参考:厚生労働省「カンピロバクター食中毒予防について(Q&A)」)。
X(Twitter)ユーザーのてらろ(@TERARO_P)さんは2022年に鶏のタタキに当たり、カンピロバクター食中毒で入院。数日間の点滴生活を経て、また数日間流動食だけで過ごすこととなりました。
食器の中身は黄色や緑の液体ばかりで、献立には「白身魚スープ」や「白菜のシチュー」などと書いてあるものの、どれが何やら分かりません。てらろさんは「味はしっかりしてておいしかった」と語りますが、このように「ペースト状の食べ物しか受け付けない程に身体が弱る」と思うと、食中毒の恐ろしさが伝わってきます。
2023年8月に石川県で発生した集団食中毒の報道(参考:NHK)を受けて、Xで「カンピロバクター」がトレンド入りするなか、てらろさんは注意喚起のために病院食の写真を投稿。「絵の具?」「ディストピア飯」「エヴァQで見た」と驚く人が多いなか、「鶏肉には気をつけよう」「自分も地獄のような目に遭った」と、恐れる声も見られます。
ねとらぼ編集部はてらろさんに、入院のいきさつなど詳細を聞きました。
―― 入院当時の状況を詳しく教えてください
てらろさん: 1年前、コロナ禍に40度の熱が出たため診察したところ、コロナは陰性だったのですが採血の数値が怪しく、そのまま入院観察になりました。原因は鶏のタタキでした。南九州だとメジャーですからねぇ……油断してました……。
―― 病院からどのような説明がありましたか?
てらろさん: 体調が回復してからの説明がありました。最初、私は生ガキが当たったと思ってたのですが、「最近、鶏を食べませんでしたか?」と聞かれた際に、カンピロバクターと判明しました……。
―― 投稿された食事の内容を教えてください。お味はいかがでしたか?
てらろさん: 白いのは重湯(おもゆ)で、黄色は白身魚スープ、緑色のはささみのカテージあえで、薄い緑色は白菜シチューでした。
ネットではディストピア飯だの絵の具だの言われていますが、とてもおいしかったです。わざわざ自分のために作っていただいたものですから、毎度残さずに食べていました
画像提供:てらろ(@TERARO_P)さん
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