生まれつき目がないワンコに先住ワンコが“教えたこと” 涙ぐましい指導に「素晴らしい……」「本物のきょうだい愛」

今ではすっかり仲良しです。

[神奈川はな，ねとらぼ]

　生まれつき目がないワンちゃんをお迎えした当時の様子が、Instagramで紹介されています。動画は記事執筆時点で46万7000再生を突破、1万5000件を超える“いいね”が寄せられています。

　こちらのお宅には、元保護犬の「スノー」ちゃん、「アロハ」くん、「ロコ」くんが暮らしています。ロコくんは生まれつき眼球がなく、目が見えないワンちゃん。赤ちゃんのときは保護団体のもとで暮らしていましたが、生後4カ月のころに飼い主さんと出会い、2022年6月に家族の一員として迎えられました。

生まれつき目がないロコくん（中央）が家に来た頃

　この動画はロコくんをお迎えしたころのもの。ロコくんは当時、目が見えない不安から攻撃的になっており、“かむ”、“たたく”、“体当たりをする”などの方法でコミュニケーションをとっていました。

右側の黒っぽい子がスノーちゃん

真ん中に来た子がアロハくんです

　スノーちゃんとアロハくんはロコくんの行動が怖くて、最初の1〜2週間は避けていたとのこと。先住の2匹にとっても不安な期間だったのかもしれません。

ロコくんのコミュニケーションの取り方に困惑する2匹

最初は避けてしまうことも

分かり合うのは難題？

　変化があったのはスノーちゃんとアロハくんが「家族になるんだ」と理解したころだそうで、そのときから2匹がかりでの“ロコくん教育”が始まりました。

　大きなルールを教えるのはスノーちゃんの役割。それまで本気でかむことしかできなかったロコくんに、甘がみを教えたのもスノーちゃんです。アロハくんは、一緒に教えたり、「まぁまぁ、今日はこの辺で」とスノーちゃんを止めたりする調整係になりました。

大きなルールを教えるのはスノーちゃん

アロハくんは調整係です

　ロコくんを避け続けることもできたのに、厳しく教えることを選んだ2匹。その行動は家族になる気持ちがあったからこそだと思われます。

家族になる気持ちがあったからこその行動です

　動画の最後には3匹でチューする姿も。最初は飼い主さんも途方に暮れていたという、目が見えないロコくんのしつけに、スノーちゃんとアロハくんが大きな役割を果たしてくれました。

最後は3匹でチュー

　この光景を紹介してくれたのは、飼い主さんが経営するロミロミ・ヒーリングスクール「SecretGarden（シークレットガーデン）」（兵庫県西宮市）のInstagram（@lomilomi_secretgarden）。動画には「ロコちゃん、すてきな家族の一員になれて本当に幸せですね」「人間じゃなく犬世界がちゃんとあるんでしょうね」「ただただ、感動です」といった声が寄せられています。

　SecretGardenでは、収益の一部を保護犬活動のために保護団体へ寄付しているとのこと。別の日の投稿では、イタズラして反省するロコくんの姿や、みんなで海に行ったときの様子などを見ることができます。

画像提供：ロミロミ&ヒーリングスクール（@lomilomi_secretgarden）さん

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