死んだネトゲプレイヤーの息子、父親がログインすると…… 面識のないゲームプレイヤーの絆を描いたマンガに「泣ける」「感動をありがとう」の声(1/2 ページ)

» 2023年12月12日 11時30分 公開
[ねとらぼ]

 面識のないゲームプレイヤーたちのつながりを描いたマンガ『死んだネトゲのフレの父』がX(旧Twitter)で話題になり、約2.6万いいねを獲得しています。

作品紹介

 『死んだネトゲのフレの父』は、不二丘いつきさん(@fujioka2020)による作品。「ジャンプルーキー!」にも掲載されています。

 物語の舞台は、間もなくサービス終了予定の「神獣オンライン」というMMORPG。コーラルというプレイヤーが交通事故で亡くなってしまい、同じギルドに所属するフレンドたちは「もうコーラルは自分で動いて喋る事もないんだ」とゲーム内に残ったキャラクターデータを見ながら悲しんでいました。

 すると、突然おかしな動きをしはじめたコーラル。亡くなった息子のことを知りたい父親が、彼のアカウントにログインしたのだといいます。ギルドメンバーたちは、息子との思い出話をしながら神獣オンラインの世界を案内することに。

 ゲームの中で、知らなかったわが子の一面を知り「皆さんのような素敵な友人がいてくれて 本当に良かったです」「私ももっと一緒に遊べばよかった」と語る父親。それを聞いたギルドの面々は、コーラルが生前、「サービス終了前にみんなで倒したい」と言っていたボス「パイレン」を一緒に倒して、息子の夢をかなえないかと提案。こうしてギルドメンバーの協力のもと、コーラルの父親の特訓の日々が始まるのでした―――。

作者コメント

 面識のないオンラインゲームプレイヤーたちの絆を描き、X上で「自分にも似た経験があり、心にくるものがあった」「特にMMOプレイヤーにはかなり響く作品」と反響が寄せられている本作について、作者・不二丘いつきさんにお話を伺いました。

――― オンラインゲームプレイヤーなどから、数多くの共感寄せられている本作。制作のきっかけは?

 私自身も10年ほど、とあるオンラインゲームを遊んでいるのですが、ログインしなくなった人の動かなくなったキャラデータが増えていくのを見て、ものさびしさを覚えたのがきっかけの1つでした。データと分かっていてもフレンド登録を切りにくいんですよね。

――― 本作の制作で特に力を入れたところは?

 オンラインゲームの面白さです。相手がどんな人なのか……年齢も性別も国籍も、もしかしたら生きているのか死んでいるのかすらも分からない。データのやりとりを通して同じ体験を共有できる不思議な楽しさを、読んでくれた人にも共感してもらえたらと思っています。

――― 本作の気に入っているポイントは?

 死んだ人は生き返らなくても、残った家族や友人たちが前向きに進んでいくところです。どうにもならないことのほうが人生にはたくさんありますので。痛みを感じながらでも、できることをして、何とかなんとか笑って生きていきたいものです。

 あと仲間に開発者がいたというネタが気に入ってます。知り合った人が実は驚くような人だった……という“オンラインあるある”を自分も昔経験しまして。

――― うれしかった読者からの反応は?

 事実は小説より……と言いますが、マンガのようなお別れやスゴい冒険を経験したという方の感想をいくつかいただきました。私の作品をきっかけに、大切な思い出にまた触れてもらえたことがうれしく光栄です。

――― 読者へのメッセージをお願いします

 マンガを読んでくださったたくさんの皆さま、ありがとうございました! この物語を心の片隅にでも残してもらえたら幸いです。

制作協力:不二丘いつきさん(@fujioka2020

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/18/news202.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. /nl/articles/2412/20/news023.jpg 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  3. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. /nl/articles/2412/21/news038.jpg 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  5. /nl/articles/2412/21/news056.jpg 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  6. /nl/articles/2412/21/news088.jpg 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
  7. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  10. /nl/articles/2412/17/news195.jpg 「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」