最後の1ページでまさかのどんでん返し 異世界転生モノの流行を逆手に取ったマンガ『最強勇者パーティーは愛が知りたい』に「そうきたかァ〜」「最高の流れ」の声(1/2 ページ)

一度読んでみてほしい話題作。

» 2023年12月17日 11時30分 公開
[ねとらぼ]

 マンガ『最強勇者パーティーは愛が知りたい』が、X(旧Twitter)で「よくあるマンガかと思いきや、どんでん返し」「なるほどね……それは最高の流れだわ」と話題になり、約7.5万いいねを獲得しています。

作品紹介

 『最強勇者パーティーは愛が知りたい』は、「GANMA!」で連載されている山田肌襦袢さん(@jujujuban)による作品。

 物語の舞台は、ある勇者一行が魔王を討伐したことにより、平和になった世界。美形の勇者(シャーユ・スーゴイゴイ)は、パーティーの女性陣からモテモテなのですが、魔法使い(イツカ・ダイホーマ)は「俺だってチヤホヤされたい」と不満顔。

 イツカが「俺をパーティーから追放してください!!!」(理由:有名パーティーから追放されると急にモテ始める流行りが来てるから)と暴走しても、勇者は焦らず「僕はイツカが大好きなんだけど それじゃモテてることにはならない?」とほほえんで顔を近づけてくるので、調子は狂ってしまう様子。

 勇者パーティーが、王に謁見すると「世界が平和で困っとる」とのこと。異世界から召喚されてきた勇者たち(ここ数年、そういうのが流行った)の一部が元の世界に帰らず、どういうわけか各地で暴走し始めてしまったのだといいます。

 こうして新たな使命を得たシャーユは「イツカはパーティーを抜けたがってたけど 僕はイツカに来てほしい」とラブコールを送り、勇者パーティーは誰一人脱退することなく、再び冒険の旅を続けることに。果たして、勇者たちが暴れ始めた原因とは。そして、ラストのシャーユの姿は……!?

 「流行りを逆手に取ってて好き」「ベクトルが違いすぎる追放系」と反響が寄せられる本作について山田肌襦袢さんにお話を伺いました。

作者インタビュー

――― ギャグあり、ドキドキの展開ありと盛りだくさんな本作。ご自身が考える本作の見どころは?

 見どころと言われれば「勇者と魔法使いのすれ違いラブコメ」なのでしょうが、これだと伝わらない部分が多すぎますね。

 ファンタジーでもあり、広義での異世界転生モノでもあり、流行の逆張りでもあり、コメディでもあり、下品ギャグでもあり、ラブロマンスでもあり……という、全てのいいとこどりをしたいなとは思っています。

 あえて言うなら「作者が好き勝手やっているところ」でしょうか。楽しいです。

――― 本作の制作でこだわっているポイントは?

 自分が楽しめること、やりたいことを描くという気持ちは大事にしています。いわゆる特殊な性嗜好のキャラクターがたびたび出てくる作品なので、私が本気でそれを良いもの・楽しいものだと思っていないと、ただ「こういう趣味嗜好の人をネタとして消費している」ことになってしまいます。

 そうではなくて、「私自身が本当に好きなものだし、異世界に行ったらやりたいことだし、楽しいから描いてるんだ!」という気持ちが読んでいる方に伝われ〜〜! と思いながら描いています。

――― 「GANMA!」アプリでは、連載開始から3カ月ほどで200万を超えるハートが集まる人気作に。作者としてのお気持ちは?

 良くも悪くも振り切った作品なので、読む方に受け入れてもらえるかどうかが一番の肝でした。こうやって目に見える形で応援していただけるというのは嬉しい限りです。安心しています。

――― うれしかった読者からの反応・感想は?

 面白いと言っていただけるのが何よりうれしいのですが、それ以外だとイツカ(魔法使い)のキャラクターデザインが好きという声が多く、驚いています。

 わりとスタンダードな主人公らしさを意識して作ったキャラクターなので、好感度が高いというのは素直にうれしいです。黒髪短髪三白眼ツッコミキャラが好きな方が多いのでしょうか。私も大好きです。

――― 読者へのメッセージをお願いします

 皆さまいつも読んでいただき、応援していただきありがとうございます。SNSでのシェアや感想もたくさん拝見しております。ありがたい限りです。

 まだまだ世間の情勢も厳しい昨今、「こういうテンションの漫画ついていけないな……」と思うこともあるでしょう。いいです。休んでください。

このノリを面白いと思えるテンションのときにまとめて読んでください。そんなもんでいいんですよ! 息切れしないように突っ走っていきたいと思いますので、皆さまも休み休み追い付いて来てくださるとうれしいです。よろしくお願いします!

制作協力:山田肌襦袢さん(@jujujuban

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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

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