豊田章男、タイでレース参戦&完走 直前にはトヨタがファン感開催「タイのお客様に笑顔になっていただく事を目指す」(1/2 ページ)

3台全車が完走。

» 2023年12月25日 17時55分 公開
[三輪薫ねとらぼ]

 トヨタは12月22日、23日にタイのチャーン・インターナショナル・サーキットで行われた「IDEMITSU SUPER ENDURANCE SOUTHEAST ASIA TROPHY 2023」(タイ10時間耐久レース)に、カーボンニュートラル燃料を使用した車両2台と水素エンジン搭載車で参戦。全車完走を果たしました。レースではモリゾウ選手こと豊田章男会長もハンドルを握っています。

トヨタ、タイ10時間耐久レースに参戦 水素エンジン搭載車のORC ROOKIE GR Corolla H2 concept

 「ORC ROOKIE GR86 CNF concept」(GR86)、「ORC ROOKIE GR Corolla H2 concept」(水素エンジンカローラ)、「CP ROOKIE PRIUS CNF-HEV GR concept」(プリウス)の3台を投入。全車がD2クラスに参戦し、最高成績はORC ROOKIE GR86 CNF conceptの総合4位、クラス4位という結果になりました。

 GR86とプリウスはカーボンニュートラル燃料を使用したほか、水素エンジンカローラでは養鶏場の鶏糞から生成されたバイオガスなどを使って作った水素を一部で使用しました。

 レース後、豊田会長は「今回のレース参戦のメッセージは、カーボンニュートラルの選択肢として水素とハイブリッドを示すことでした。トラブルはあったものの完走することができて、参戦2年目の水素エンジンに加えて、今年はプリウスやハイブリッドのイメージもタイの方々に受け入れられた印象を持ちました」などとコメントしています。

 またレースに先立ち、19日にはバンコクでファン感謝イベント「GR FESTIVAL 2023」を開催。ROOKIE Racing、Toyota Gazoo Racing Team Thailand、D1のドライバーが参加し、チームパフォーマンスやタイムアタック、ドリフトショーなどに加え、IMV0の紹介など、モータースポーツの魅力を発信するとともに、タイの人々への感謝を伝えました。

トヨタ、タイ10時間耐久レースに参戦 イベントの様子
トヨタ、タイ10時間耐久レースに参戦 イベントの様子

 トヨタは「今後もモータースポーツを起点としたもっといいクルマ作り、ファンづくりによって、タイのお客様に笑顔になっていただく事を目指してまいります」とコメントしています。

レース結果(全車D2クラスに参戦)

No.228「ORC ROOKIE GR86 CNF concept」(ドライバー:大嶋和也、山下健太、加藤恵三、豊田大輔)

総合4位、クラス4位

No.264「CP ROOKIE PRIUS CNF-HEV GR concept」(ドライバー:Kachorn Chiaravanont、MORIZO、片岡龍也、蒲生尚弥、平良響)

総合11位、クラス6位

No.232「ORC ROOKIE GR Corolla H2 concept」(ドライバー:MORIZO、小倉康宏、佐々木雅弘、石浦宏明)

総合55位、クラス8位

レース後の豊田章男会長コメント全文

今回のレース参戦のメッセージは、カーボンニュートラルの選択肢として水素とハイブリッドを示すことでした。トラブルはあったものの完走することができて、参戦2年目の水素エンジンに加えて、今年はプリウスやハイブリッドのイメージもタイの方々に受け入れられた印象を持ちました。

CPグループさんとは、タイのCO2削減についてお互いの得意分野を生かして共に取り組んでいます。今回プリウスのドライバーとして参加頂いたカチョーンさんも運転大好きですし、会長のスパキットさんも運転大好きです。その様なCPグループさんとトヨタが一緒になってプリウスで10時間レースに出られたことは大変意味があり、より多くの方々に我々の活動を知って頂けたと思います。

カーボンニュートラルの活動やモビリティの未来を作るためには、一社では難しいことがあります。エネルギーを作る人、運ぶ人、使う人、クルマを作る人。多くの人たちが協力し、行動していけば仲間が増え、未来の景色が確実に変わっていくと信じています。

タイの方々は行動する人を前向きに応援頂けます。みんなで未来を作っていく、がんばってる人を応援する、その様な世界でいたいと思います。


       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/19/news150.jpg 「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
  2. /nl/articles/2411/20/news028.jpg 「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
  3. /nl/articles/2411/20/news224.jpg “ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
  4. /nl/articles/2411/19/news169.jpg 高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
  5. /nl/articles/2411/20/news031.jpg 「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
  6. /nl/articles/2411/19/news022.jpg 「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
  7. /nl/articles/2411/20/news042.jpg 「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
  8. /nl/articles/2411/20/news216.jpg “歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
  9. /nl/articles/2411/20/news041.jpg 黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
  10. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた