離婚、激やせ……アリアナ・グランデ、3年ぶりのソロ楽曲で力強いアンサー「隠す必要はない」　MVは1300万再生突破間近（1/2 ページ）

シンプルに新曲うれしい。

» 2024年01月15日 21時09分公開

　米歌手のアリアナ・グランデが1月12日、3年ぶりのオリジナル楽曲となるシングル「yes, and?」をリリース。近年、離婚や新恋人との熱愛、激やせなどが報じられてきた彼女が、そういった外からの無責任な声にぴしゃりと“NO”を突き付ける力強い歌詞が話題になっています。

約3年ぶりのオリジナル楽曲をリリース(画像はアリアナ・グランデのInstagramから)

「どう思われてるか気にするのはやめた」　吹っ切れた歌詞が話題に

　YouTubeで公開されたMVは、わずか2日で1300万再生突破に迫る勢い（記事執筆時点）。アリアナから招待状を受け取った気難しい顔の批評家たちが、興奮冷めやらない表情のグループと入れ替わりで部屋に入ると、そこに立っていた石像が崩れアリアナとダンサーたちがパフォーマンスを始めるというもの。当初はしかめっ面で「いかにもアリアナって感じ」「昔のアリアナがよかった」と好き好きに批評していた彼らは、どんどん高揚していき音楽へ夢中になってしまうという演出です。

　「yes, and?」とタイトルされたこの新曲では、近年メディアの報道やSNSへのコメントに悩まされてきたアリアナが到達した、1つの結論のような歌詞が歌われていることでも話題に。歌詞では「もう、どう思われてるかなんて気にするのはやめた（Now, I'm so done with caring what you think）」「自分で投影した姿に隠れたり、私らしい本物の人生を変えたりもしない（ no, I won't hide uderneath your own projections or change my most authentic life）」と誰か見知らぬ人の意見に動揺させられたり、自分を偽ったりすることは終わりだと、しなやかな力強さを見せています。

　「私のものは私のもの（What's mine is mine）」「あなたの問題はあなたのものだし、私の問題は私のもの（Your business is yours and mine is mine）」との歌詞も含まれ、他人の問題に首を突っ込まず、それぞれの人生を一生懸命生きていこうとポジティブなメッセージを送っています。

離婚や激痩せ　アリアナは「コメントしないで」

公開されたMVにファンは大興奮(画像はYouTubeから)

　2021年5月に不動産エージェントのダルトン・ゴメスと自宅で結婚式を挙げたアリアナは、2023年9月に離婚を申請し翌月に成立。その2カ月前から、年初から別居していたことや、米俳優で歌手のイーサン・スレイターとの交際が報じられていました。新恋人のイーサンは、アリアナとダルトンの離婚報道が出た7月に元妻のリリー・ジェイと離婚を申請しており、2人の関係はいつからなのか、ダブル不倫ではないのか、と詮索するような声や記事も多くみられました。

　また、近年痩せ過ぎを指摘され、容姿が大きく変化したとコメントされることも多いアリアナ。4月にTikTokで「たとえ褒め言葉や善意からでも他人の身体について何かいうべきではない」と容姿への言及は不適切と声明を出していました。

　そして9月に出演した米VOGUE誌の動画では、10代から芸能活動をスタートし、容姿が取り沙汰されることが少なくなかったことで、2018年まで美容施術を繰り返していたことを告白。「やりすぎだって感じた」と美容施術を止めた理由を語ったアリアナは、「ただ隠したかった」と涙をにじませ、心ないコメントによって精神を揺さぶられてきた過去のつらさをシェアしています。

　今回、新曲の歌詞には容姿についてコメントされ傷ついてきた過去とも決別するように、「私の顔はしっくりきてる。隠す必要はない（My face is sitting, I don't need no disguise）」「私の身体にコメントしないでね、返信しないよ（Don't comment on my body, do not reply）」と直球フレーズも。歌詞中でも特に具体性を持つこの箇所からは、そういったコメントが若いアーティストにどれだけ悪い影響を与えるものか、アリアナが問題視していることがうかがい知れます。

　2020年10月にリリースされたアルバム「ポジションズ」以来のオリジナル楽曲に、待ち焦がれていたファンたちは大喜び。アリアナのInstagramへは、「女王が戻ってきた！」「彼女は全てだよ！」「戻ってきてくれたんだね！　世界中、あなたが恋しかったんだよ」「スローで制御されたこの振付、大好きだ」「このメッセージ、このゴージャスさ、振付、共鳴……このエンパワーメントの賛歌は私たちがいま必要なものの全て」と興奮を抑えきれないコメントであふれています。