【漫画】「ポンコツ過ぎる私は、ADHDなのかも……?」 娘のために変わろうと決意したママのコミックエッセイに反響(1/3 ページ)
作者のはなゆいさんに話を聞きました。
「自分がポンコツすぎるのはどうして――」。日常のミスに悩み続けたママが心療内科を受診するまでの葛藤と、生きやすくなったヒントを獲得するまでを描いたコミックエッセイ『ただのぽんこつ母さんだと思っていたら ADHDグレーでした。』(はちみつコミックエッセイ)が販売されています。
作者のはなゆい(@hanayuistudio)さんのX(Twitter)アカウントには、試し読みが掲載され、「診断受けたい気持ちも子供が心配な気持ちも痛いほど分かるなぁ」「共感しすぎて泣いてしまった」「周囲からの反応含めてわかりすぎて胃が痛くなる」などの反響が寄せられています。編集部ははなゆいさんに話を聞きました。
やらかして落ち込む日がしょっちゅうあった
漫画冒頭、「やらかしてしまって落ち込む日ってありませんか? 私は……わりと(しょっちゅう)あります」と読者に語りかけるはなゆいさん。パパに向けたメールを取引先に誤送してしまったり、外出時に忘れ物をしたのでは? と探して何度もぐるぐるしたり、所用を午後3時だと思っていたら13時だったり……と、これまでのミスは数え切れず。
海外在住時には、日本から遊びにきてくれた友人たちのためにフライトチケット、ホテル、レンタカー等を手配したものの、予約日を1カ月間違えており、全ての予約を取り直すことになったハプニングも起こったのだとか。
どんなに「もう失敗しないぞ」と決意しても、幼稚園児の娘の園行事をすっかり忘れていたり、お迎え場所を間違えてしまったりと、子ども関係のミスも続出。「娘のためにも本気で変わりたいけど、どうすればいいのか分からない……」という状態だったそうです。
そんなとき、テレビからADHD(注意欠如・多動症)の情報を聞いたはなゆいさんは「自分はADHDでは?」と考えるように。
ADHD(注意欠如・多動症)とは、「発達水準からみて不相応に注意を持続させることが困難であったり、順序立てて行動することが苦手であったり、落ち着きがない、待てない、行動の抑制が困難であるなどといった特徴が持続的に認められ、そのために日常生活に困難が起こっている状態」です。「12歳以前からこれらの行動特徴があり、学校、家庭、職場などの複数の場面で困難がみられる場合に診断される」といわれています。
(参照:国立精神・神経医療センター)
はなゆいさんは、心療内科でのADHD検査について調べたり、ママ友に相談したりしますが、「大したことじゃないよ」「大丈夫」と励まされ、一旦は検査のことを忘れようとします。しかし、ある日娘のひと言で――。
はなゆいさんにインタビュー
漫画には、その後心療内科で「ADHDグレー」と診断されたはなゆいさんが、自分の特性を受け入れてライフハックを生み出していく姿と、ぽんこつな失敗談への具体的な対策が描かれています。編集部ははなゆいさんに話を聞きました。
――今回のテーマについて、漫画にしようと思ったきっかけがあれば教えてください
はなゆいさん:メンタルクリニックで診断を受けたあと、仲の良いママ友たちにADHDグレーだったという話をした際に、どんな検査するのか、どういう病院に行ったのか、自分も勘違いが多くADHDかもしれないと悩んでいる等、思いのほかたくさんの反応がありました。
本にも記載しているのですが私は、日常生活でうっかりミスが多くて、そのたびに色んな人に助けてもらってなんとかなっていました。周りに助けられ続けてきた私ができることとして、自分の経験を本で紹介することで参考にしてもらえて、微力ながらお役に立てるのではないかと執筆することにしました。
――書籍の読みどころや、本を通して伝えたいポイントを教えてください
はなゆいさん:大きく2つあって、ひとつは、主人公として描いている私、はなゆいがADHDグレーと分かりその特性を踏まえて編み出したライフハックや生きやすくなるために自分のトリセツを作っていく過程です。
そのなかで自分のぽんこつ失敗談も赤裸々に描いており、その失敗と対策の過程が読んで頂いた方の参考になったり、お役に立てればと思っています。
もうひとつは、娘への対応の変化です。書籍のプロローグでも描いたのですが、娘が自分と似たタイプと分かってからは、娘のつまずきポイントもわかるがゆえに、娘の理解者になりたい、でもどう振舞えばいいか、そこを模索していくなかで、自分自身のADHDグレーであるゆえの困りごととの向き合い方を見直していく、そういった過程も見て頂ければなと思っています。
――ファンや読者の方へのメッセージがあれば教えてください
はなゆいさん:日常生活でささいなうっかりミスや勘違いが多いとおもっている方、ミスした自分を責めてしまっている方などに是非読んで頂きたいです。
私は人より得意、不得意の差が大きいことが分かりました。それによって生きづらさを感じている部分もありますが、何が不得意かを認識することで一定のライフハックで改善できることもありますし、そんな自分を受け入れる過程や、私の笑える(?)ぽんこつ失敗談を見て頂きたいです。
(了)
コミックエッセイ『ただのぽんこつ母さんだと思っていたら ADHDグレーでした。』は全224ページ、価格は1320円です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
-
「これが生えたら庭終了」 プロも降参する“何をやっても全部ムダな最恐雑草”の正体が400万再生「ほんとこれ厄介」「土ごと変えないと不可能」
-
イトーヨーカドー春日部店が閉店へ 「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパーのモデル 「残念」「寂しい」惜しむ声
-
夜、山中の側溝をのぞいてみたら…… 思わず声がもれる“あらぬ生物”の姿に「ヤバいw」「生で見てみたい」
-
水槽の中で卵を発見→慎重に見守って1カ月後…… 小さな命の誕生に飼い主も視聴者もメロメロ「まじで可愛すぎるほんとに可愛い」
-
「お父さんはママのオタクだった」 母親が「元・おニャン子」のタレント、アイドルとオタクが“つながっちゃいけない理由”を問いかける
-
「立体的に円柱を描きなさい」 中1の“斜め上の解答”に「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」
-
スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
-
工藤静香、15歳の愛犬が天国へ 感謝の言葉つづるも……「泣いてばかり」「心が追いつかない」と悲痛な思い
-
外国人が来日して“3年後”…… マクドナルドの“オーダーの変化”に「胃袋が日本人のそれなんよw」とツッコミ
- プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが360万再生「凄すぎて笑うしかないww」「チーズが、、、」
- 6年間外につながれっぱなしだったワンコ、保護準備をするため帰ろうとすると…… 思いが伝わるラストに涙が止まらない
- 「お釣りで新紙幣来た!!!!!と思ったら……」 “まさかの正体”に「吹き出してしまった」「逆に……」
- 赤いカブトムシを7年間、厳選交配し続けたら…… 爆誕した“ウルトラレッド”の姿に「フェラーリみたい」「カッコ良すぎる」
- ダイソーで買った330円の「石」を磨いたら……? 吸い込まれそうな美しさが40万回表示の人気 「夏休みの自由研究にもいいのでは?」
- 「これ最初に考えた人、まじ天才」 ダイソーグッズの“じゃない”使い方が「目から鱗すぎ」と反響
- もう笑うしかない Windowsのブルースクリーン多発でオフィス中“真っ青”になった海外の光景がもはや楽しそう
- アジサイを挿し木から育て、4年後…… 息を飲む圧巻の花付きに「何回見ても素晴らしい」「こんな風に育ててみたい!」
- スズメの首は、実は……? 「心臓止まりそうでした」「これは……びっくり!」“真実の姿”に驚愕の声
- 【今日の計算】「8×8÷8÷8」を計算せよ
- 18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」
- 日本人ならなぜかスラスラ読めてしまう字が“300万再生超え” 「輪ゴム」みたいなのに「カメラが引いたら一気に分かる」と感動の声
- 「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
- 「値段を三度見くらいした」 ハードオフに38万5000円で売っていた“予想外の商品”に思わず目を疑う
- 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
- かわいすぎる卓球女子の最新ショットが730万回表示の大反響 「だれや……この透明感あふれる卓球天使は」「AIじゃん」
- 「これはさすがに……」 キャッシュレス推進“ピクトグラム”コンクールに疑問の声相次ぐ…… 主催者の見解は
- 天皇皇后両陛下の英国訪問、カミラ王妃の“日本製バッグ”に注目 皇后陛下が贈ったもの
- 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
- 和菓子屋の店主、バイトに難題“はさみ菊”を切らせてみたら…… 282万表示を集めた衝撃のセンスに「すごすぎんか」「天才!?」