ぷるんとした食感の「あのプリン」、こうやって作っていたのか! 製造工程に「神回だ」「何度も見ちゃう」(1/3 ページ)
プリンってこうやってできているのか……。
プリンができるまでの工程を紹介する動画がYouTubeで公開され、「神回だ」「何度も見ちゃう」と話題を集めています。科学技術振興機構(JST)が運営するチャンネル「SCIENCE CHANNEL」の人気シリーズ「THE MAKING」の動画で、記事執筆時点の再生数は4万6000回以上。序盤にぷるんと落ちてくるプリンが映ったということは、作っているのはきっとあの商品だ!
動画は江崎グリコの協力で撮影されたもの。プリンにはさまざまな種類や製造法がありますが、今回はプリン液を冷やして固めるタイプのプリンの製造工程を紹介しています。原材料は生乳、脱脂粉乳、卵黄、砂糖、バター、練乳、寒天、こんにゃく粉などです。
プリン液作りには、「配合タンク」「乳化タンク」「サージタンク」の3つのタンクを使用。全材料を混ぜ合わせる「配合タンク」に、まずは殺菌した生乳を送ります。次に、水や油が含まれる原料を混ぜ合わせる「乳化タンク」で、卵黄、バターをあたためながら混ぜていきます。別の設備でバターを細かく刻んでいく様子にも注目です。
他にも水に溶かした脱脂粉乳や砂糖、練乳などの材料が配合タンクへ送られ、混ぜ合わせれてプリン液の配合が完了。次はたくさんのプレートが並んだ機械を使って高温短時間でプリン液を殺菌して、プリン液をサージタンクで保管します。同様にカラメルも作って、殺菌、保管。プリン液やカラメルは、全て成分検査をして品質を保っているといいます。
そして、いよいよプリン液とカラメルがカップの中に……! カップに入れるのはプリン液が先、カラメルが後。カラメルの方がプリン液より重く、自然と底に沈むため、カラメルを後から入れることで混ざらずきれいなプリンになるのだそうです。
中身を入れたら、賞味期限などを印字したフィルム状の蓋を熱でカップに圧着し、丸くカット。これでもうおなじみの「プッチンプリン」の姿になりましたね! しかしここで終わりではなく、続いて「冷却」の工程に入ります。10度以下になるよう1時間半以上冷やすことで、プリン液が寒天などで固まり、独特の食感が出るといいます。
その後は、梱包・出荷の工程へ。こちらの工程は、卵や乳を使わず、豆乳などの植物原料を使ったプリンが3個入りパックとして梱包され、ケースに入れられるところが紹介されています。
身近な品なのに、あまり製造工程が知られていないプリン。コメント欄には「甘くていい匂いがするんだろうなぁ〜」「カラメル後入れにびっくり」「いつ蒸すんだろうと思ってたら出荷してた」といった声が寄せられています。
THE MAKINGシリーズは、この動画で329本目。プリンの他にも「シューアイスができるまで」や「通販の荷物が届くまで」など、興味深い動画がそろっています。
※画像はYouTubeより
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