車椅子やベビーカーごと入れる! ユニクロの試着室がバリアフリーで素晴らしいと話題に(1/3 ページ)
L字のシートや手すりの位置が絶妙です。
ユニクロの試着室がバリアフリーで素晴らしいとX(Twitter)で話題になり、記事執筆時点で150万回表示を突破しています。設置の経緯などについて取材しました。
投稿したのは車椅子ユーザーのアカザー(@AKZ161)さん。近所のユニクロに行ったところ、「試着室がめっちゃ最高な感じ」だったので、思わず店員さんに「試着室最高でした!今まででいちばん車椅子で使いやすかったですありがとうございます!」と感謝を伝えたといいます。
試着室の入り口には段差がなく、奥にはL字型のシート。また奥と側面に手すりがついています。バリアフリーに配慮していることが分かる作りです。
Xでは「素晴らしい配慮ですね」「この試着室、ベビーカーとも一緒に入れて、子連れでも使えるからとっっっても助かってます」「私も柏のユニクロ行った時に同じようなコトを店員さんに言いました」といった声が寄せられています。車いすテニスの国枝慎吾選手やゴードン・リード選手がユニクロのグローバルブランドアンバサダーを務めていることに言及したコメントもありました。
車椅子ユーザーが「めっちゃ最高」と感じた部分
ねとらぼ編集部がアカザーさんにお話を伺ったところ、車椅子ユーザーが座って試着できるだけでなく、脚が不自由で杖が必要な方や、ベビーカーごと入り赤ちゃんをシートに移乗させつつ試着したいお母さんなど、いろいろな人に対応している点を素晴らしいと感じたそうです。
車椅子を停めて移乗しやすいようにつくられた「絶妙なL字」のシートに加え、手すりが車椅子ユーザーの邪魔にはならず、かつ杖が必要な人にとっては絶妙な位置にあり、それらの1つ1つがそれぞれのユーザーの動きの邪魔にならないように配置されているといいます。「それぞれの人のコトを思いやって作ったであろう設計者の気持ちが感じられました」とアカザーさん。
アカザーさんはこれまで服を試着する際は、ほぼ上半身のみだったとのこと。ボトムを選ぶときはよくはいているジーンズなどをリュックに入れて行き、欲しいパンツをそれに重ねてだいたいのサイズをチェックしていたそうです。実際にはいてサイズが確認できないばかりでなく、自分のジーンズなどをリュックから出し入れするので「万引きに間違えられたらイヤだなぁと思ってドキドキしていました」と話してくれました。
ちなみにアカザーさんが20年ほど前(バリアフリー法ができて数年がたったころ)に、リニューアルされて間もない京都駅でバリアフリートイレに入ったときに、脚の不自由な人用の手すりが妨げになり車椅子でトイレに入れなかったことがあったのだそうです。
「そんなひとりよがりなバリアフリー案件をさんざん見て来たので、誰もが使いやすいように考えられたこの試着室には感動もひとしおだったんです。この20年で日本のバリアフリーもここまで来たんだなぁ、と」(アカザーさん)
研修として店舗内で車椅子での買い物体験
ユニクロに聞いたところ、バリアフリーの試着室は「駅ナカなどの小型店を除いた、ユニクロの多くの店舗では、車椅子の方が利用いただける試着室をご用意しております」とのことでした(※一部、未導入の店舗あり)。
導入の時期は2000年前半から。「ユニクロでは、障がいのある方や高齢者、妊婦の方など配慮の必要なお客様が、より快適に買い物ができる環境づくり/店舗づくりを目指しています」と導入経緯について答えました。
店舗スタッフや店舗設計を担当する部署など関連部門が協働し、来店客や店舗スタッフの声を反映しながら店舗設備(試着室のバリアフリー化、入口の段差や通路幅の改善など)やオペレーションの検証・改善を重ね、バリアフリーな店づくりを推進。実際にバリアフリー化を進める部署では、研修としてユニクロの店舗内で車椅子での買い物体験をし、店舗設計/レイアウト上で車椅子だと不自由に感じることの課題出しをしたこともあるそうです。
この取り組みは利用者からも好評とのこと。今後も引き続き店舗のバリアフリー化に取り組んでいくと述べています。
画像提供:アカザー(@AKZ161)さん
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