農家御用達“ピーマンがよく育つ”コンパニオンプランツに「知りませんでした!」「良い情報」 虫害予防・成長促進・保湿の効果バツグン(1/2 ページ)
家庭菜園の悩みもこれで解決。
ピーマンをうまく育てるために一緒に植えるといい野菜とは……? 自然農法の視点からわかりやすく教えてくれる動画がYouTubeに投稿されました。「勉強になりました!」と反響を呼び、12万回以上再生されています。
「コンパニオンプランツ」って何?
動画を投稿したのは、自然農法家の高内実さんが20年以上実践して培ってきた知識や経験を発信するYouTubeチャンネル「瀬戸内まいふぁーむ【自然農法チャンネル】」。高内さんは最初に「コンパニオンプランツ」について説明。これは、同じ場所に2種以上植えることで互いの成長を促進させたり、病気や虫害を予防したりする植物の組み合わせのことです。
ピーマンと一緒に植えて相性のいい野菜としてまず挙げたのが、ニラやナスタチウムという花です。いずれも虫害を避ける効果があり、ニラのほうはピーマンを病気にする菌を遠ざける働きもあります。
一方、地をはうように成長する落花生は、土の湿度を保つのに最適で、ピーマンの栄養となる窒素を土の中に固定する働きもあります。つまり、成長促進と保湿の作用を持つわけです。
さらに、バジルについても説明。バジルのにおいでヒラタアブがやってくるので、その幼虫がアブラムシを徹底的に食べてくれるそうです。また、ピーマンよりも低い位置に育つので根元に日陰ができ、土の保湿効果も期待できます。
おすすめの組み合わせは?
高内さんは自身が多用する組み合わせとして、ピーマンにバジルと落花生を一緒に植えるやり方も紹介しました。まず、ピーマンを植え、そこから30センチほど離してバジルを、さらに30センチ離してピーマンを植えます。そのような間隔でピーマンとバジルを植えたら、次は落花生です。
ピーマンとバジルを植えていったラインに対し直角に交わる方向へ、ピーマンから15センチほど離れた位置に落花生を3粒ずつ植えます。また、逆サイドにも同じように植えます。
一通り植えたあとは、刈り取った雑草を根元にふわっとかけて保湿する“草マルチ”を施しておきます。水を勢いよくかけたり、強い雨が降ったりすると、菌を含む泥が跳ね、ピーマンの葉に付いて、疫病になることがありますが、草マルチはその予防にもなります。
ピーマンと植えるのに向いていない野菜は?
他に育て方のポイントとして、植えて2週間後か最初の花が咲いた時点で支柱を立てて下のほうを結んでおくこと、ある程度育ったら水を毎日あげる必要はないということも説明。表土を触って乾いたなと思ったら水をあげる程度でいいそうです。
なお、ピーマンのそばに植えるのに相性が悪い野菜は、トウモロコシ、じゃがいも、トマト、小松菜など。いずれもピーマンの栄養を奪ったり、奪い合ったりするので一緒に植えるのには向いてないといいます。とてもわかりやすく説明しているので、ピーマンを育てたい人は動画を見て参考にしてみてはいかがでしょうか。
「瀬戸内まいふぁーむ【自然農法チャンネル】」の投稿
画像提供:YouTubeチャンネル「瀬戸内まいふぁーむ【自然農法チャンネル】」
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