天皇陛下の英国訪問、「王妃の日本製バッグ」「皇后さまの菊のティアラ」などに注目 宮内庁公式に360万いいね(1/3 ページ)

英国訪問の様子が動画や写真で随時公開されました。

» 2024年07月01日 06時00分 公開
[ねとらぼ]

 天皇皇后両陛下は6月29日、英国訪問から帰国されました。宮内庁の公式Instagramでは英国訪問の様子が動画や写真で随時公開され、一連の投稿には累計で約360万件の“いいね”が寄せられています。

宮内庁 天皇皇后両陛下 英国訪問 英国訪問前に記者会見をされる天皇陛下(画像出典:宮内庁公式Instagram

カミラ王妃の「日本製バッグ」などに注目

 宮内庁の公式Instagramでは、チャールズ国王夫妻が主催した晩さん会や、両陛下がかつて留学されたオックスフォード大学訪問の様子などが公開されています。

 晩さん会では、皇后さまが当日贈られたカミラ王妃のバッグ(関連記事)や、皇后さまが着用された菊をモチーフとした通称「第二ティアラ」(関連記事)、天皇陛下とチャールズ国王が度々談笑されて見せられた満面の笑み(関連記事)などに注目が集まっていました。

 またオックスフォード大では、両陛下が校舎の窓から笑顔で手を振られる様子、同学より皇后さまが受けられた名誉法学博士号の授与式、両陛下が桜の木を記念植樹された様子などに、国民の関心が寄せられていました(関連記事)。

 天皇皇后両陛下は英国訪問を終えられて、「今回、初めて国賓として英国を訪れ、大変思い出深い訪問となりました」と文書で感想を発表されています。

天皇皇后両陛下「英国訪問を終えて」

「この度、英国政府から国賓として御招待を頂き、二人で同国を訪問できたことをうれしく思います。チャールズ3世国王陛下には、御病気の御治療中にありながら、私たちをお迎えくださり、国王王妃両陛下でホース・ガーズ・パレードでの歓迎式典と馬車によるパレード、バッキンガム宮殿での午餐会と晩餐会を催していただくなど、心をこめて御準備くださり、すばらしいおもてなしを頂いたことに深く御礼を申し上げます。また、国王王妃両陛下を始め、王室の方々と旧交を温めることができたことをうれしく思っております。
 ロード・メイヤーを始めとするシティ・オブ・ロンドンの方々にギルドホールでの晩餐会を催していただいたことに加え、それぞれの訪問先で英国の方々に温かく迎えていただいたことは、うれしく、有り難いことでした。英国政府・国民の皆さんの御厚意に対し、心から感謝いたします。
 今回の訪問を通じ、我が国と英国の人々の間で長年にわたって培われてきた友好親善の歩みについて理解を深めることができました。日本と英国の交流に様々な形で携ってきた幅広い年代の方々に直接お会いしてお話しする中で、両国の友好親善関係が人々の交流を通じて深まってきたことや、英国の人々が日本に対して温かい気持ちを寄せていただいていることを実感し、うれしく思いました。
 ランシス・クリック研究所、王立音楽大学、V&A子ども博物館、オックスフォード大学などにおいて、日英両国の若い人々や子どもたちと交流することもできました。若い世代の人々が、今後もお互いの国に対する関心を深め、両国の相互理解と友好親善に大きな役割を果たしていくことを期待しています。
 今回、オックスフォードを初めて二人で訪れることができたことをうれしく思っています。オックスフォード大学では、パッテン総長に昼食会を催していただいたのに引き続き、皇后に名誉博士号を授与していただいたことを心から有り難く思いました。また、私たちが学んだマートン・コレッジ、ベイリオル・コレッジなどをそれぞれの学長に御案内いただき、思い出に満ちた場所を再訪することができるとともに、懐かしい方々にお会いできたことは、大変うれしいことでした。ロンドンと同じように、天気にも恵まれ、心温まる充実した滞在になりました。
 今回、初めて国賓として英国を訪れ、大変思い出深い訪問となりました。この訪問を準備していただいた日本と英国双方の多くの関係者の皆さんの尽力に深く感謝いたします。この度の訪問により、両国の国民の相互理解が更に深まり、日本と英国の友好親善と協力関係が一層進展することとなればうれしく思います」
宮内庁 公式サイトより引用)

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