「信じられないだろ」バンドマンが会場入りする際の“理想と現実”に、同業者から「めっちゃわかる」「ほんとこれ！」（1/2 ページ）

肩で風を切り、会場入りするバンドマン──誰もが想像するロックスターのかっこいい姿ですが、その実態は……？

[雛里美和，ねとらぼ]

　スターダスト☆レビューなど有名ミュージシャンとも対バン経験のある実力派バンドが、「バンドマンの理想と現実」を捉えた動画をInstagramに投稿し、1万4000件を超えるいいねを獲得しました。

バンドマンの理想と現実とは……？

一度聴いたら忘れられないバンド名で知られる「ウルトラ寿司ふぁいやー」さん

　東京を中心に活動するバンド「ウルトラ寿司ふぁいやー」の公式アカウントが投稿した動画に登場したのは、ドラム・コーラスを担当するメンバーで、このバンドのリーダーを務める翼さんです。

　レコーディングエンジニアでもあり、全楽曲の録音、ミックスを担当する、ガチのミュージシャンだけあって、自信満々な仕草で会場入りしてくる姿が様になっている！　……と思ったら、実はそれは「皆さんのイメージ」にしか過ぎないのだとか。動画後半では、機材のドラムセットを大量に抱えながら、低姿勢で「どーも、どーも！」と長い髪を振り乱して挨拶をしながら搬入口から会場入りする姿が激写されています。

　ファンたちの思い描く理想と残酷な現実のギャップを短いリールで余すところなく表現し、「信じられないだろ。めちゃノンフィクションなんだぜ。」と自らの投稿にコメントを付けました。

（イメージ）悠々と手ぶらで会場入りするロックスター

（現実）ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀ……「（スタッフにあいさつしまくりながら）オツカレッス！　あっ、サーセン！　アザッス！（落としそうな機材に気を配りつつ、ドアを開けてくれるスタッフにお礼を言いつつ会場入り）」

　ミュージシャンたちからは「めっちゃわかる」「現実ガチこんな感じ( ﾟ∀ﾟ)･∵ﾌﾞﾊｯ!!（元バンドマン）」などの共感の声が続々と集まり、音楽ファンからは、「前者であってほしい」「私の好きなバンドの会場入り動画は手ぶらなんですけど実際は機材持って入ったりするんですかね、、、」などの切実な声も。

バンド名と同じく、楽曲でも全力でふざけている模様

　一度聴いたら忘れられないインパクトありすぎなバンド名な彼らですが、その実力は折り紙付きです。人気バラエティー番組から生まれたアカペラ選手権「ハモネプリーグ」決勝進出者2名を含む実力ボーカリスト3名、トップアイドルへの曲提供なども多いプロミュージシャンを含む4人の楽器隊の総勢７名からなり、「誰がいつ見ても絶対楽C」をモットーに活動しているそうです。

ウルトラ寿司ふぁいやーの公式サイト

　音楽的バックグラウンドが異なりすぎるメンバーが混然一体となって表現する楽曲世界は、ライブだけでなく、動画でも楽しむことができます。その音楽性の幅広さ、パフォーマンスの面白さなどから、一部では「令和のサザン」とも呼ぶ音楽関係者もいるとかいないとか。そんな彼らは2025年4月19日に、東京・渋谷さくらホールにてバンド史上最大のホール会場でのワンマン公演を実施します。

　次ページでは才能あふれる彼らのリールを選りすぐってご紹介しますが、ぜひ人のいない場所で彼らの実力をご確認ください……。（電車やエレベーターの中では見ちゃダメ！　絶対！！）

動画提供：ウルトラ寿司ふぁいやー（@ultra_sushistagram）さん