写真愛好家が“アンパンマンのキッズデジカメ”で撮影すると…… まさかの仕上がりに「発想が天才過ぎるwww」「カメラレビューで声出して笑ったの初めて」(1/3 ページ)

撮影機材として大真面目にレビュー。

» 2024年10月12日 21時00分 公開
[羽野源一郎ねとらぼ]

 アンパンマンのデジタルカメラを“大人が撮影に使う機材”としてレビューする動画がYouTubeに投稿されました。真摯(しんし)に向き合い、その性能を伝えている動画の再生数は記事執筆時点で8万回を超えており、7000件以上の高評価を集めています。

【孤高のプロ機】君は伝説のオールドデジカメ:『アンパンマン はじめてデジカメ2』を知っているか?【アンデジ】

“伝説のデジカメ”の簡易的なレビュー

 動画が投稿されたのは、YouTubeチャンネル「Kamitaba Log【紙束ログ】」。写真と動画の愛好家である投稿者さんが、カメラ関係で気になったニュースや、撮影時に役立つグッズの情報などを発信しています。

 今回紹介するのは2013年に発売された「アンパンマン はじめてデジカメ2」(以下、アンデジ2)。2011年発売の初代アンデジの後継モデルです。なお、アンデジ2の後には「アンパンマン はじめてデジカメ にこにこ写真館」が2017年に発売されています。アンデジ3ではないのか……。

「アンパンマン はじめてデジカメ2」をレビュー 対象年齢が3歳以上のデジタルカメラを紹介

 投稿者さんによると、アンデジシリーズは実際に写真が撮れるため一部のカメラファンから熱狂的に支持されているとのこと。カメラ型のおもちゃとは異なり、撮影した写真のデータを内蔵メモリだけではなくPCにも保存できる点も高く評価されているそうです。なお、3モデルの中でアンデジ2のみmicroSDにも対応しています。

 対象年齢は「3歳以上」とされていますが、カメラであることには変わりません。そのスペックや形状を、“写真撮影で使うとしたら”という視点で大真面目にレビューしていきます。

 アンデジ2は「ガラスレスファインダー」のため視界は非常にクリア。モニターに出力する機構ではないので表示遅延もありません。カメラ全体が車のハンドルのような形をしており、横向きと縦向きのどちらでもしっかりと握れます。

アンデジ最大の特徴

 他のカメラと一線を画すのは「アンパンマンのボイス」機能。背面のおしゃべりボタンを押すことで、「こっちを向いてね」「カッコいいね」とアンパンマンが被写体に対して語りかけてくれます。モデルを撮る際は特に有効そうだ。

 ボイス機能で朗らかな気持ちにさせてくれるアンデジ2。しかし、屋外で撮影する場合は一転し、対象年齢からは想像もつかないほどカメラマンの腕が試される“プロ機”と化します。

「アンパンマン はじめてデジカメ2」に搭載されているボイス機能はオフにできない アンパンマンが黙ってくれない

 その理由は「音」。シャッターボタンを押した際もアンパンマンがしゃべるため、ボタンを押してから被写体を撮影するまでに大きなタイムラグが発生します。ボイスだけではなくシャッター音も大きいため、野生動物などを撮る際は特に難易度が上がりそうです。

シャッターラグがすさまじい「アンパンマン はじめてデジカメ2」 もはや見てからでは遅いらしい

 また、保存される写真も、陰になっている部分がやたらと暗くなったり、光の当たっている部分が真っ白になったりとなかなかシビアな状態。解像度も決して高くはありませんが、投稿者さんは“今のカメラでは撮れない抽象的なものが撮れるので面白い”と捉えており、しばらく使ってみるそうです。

「アンパンマン はじめてデジカメ2」で撮影した窓から見える景色の写真 アンデジ2で撮った写真その1
「アンパンマン はじめてデジカメ2」で撮影した収納されているペットボトルの写真 アンデジ2で撮った写真その2
「アンパンマン はじめてデジカメ2」で撮影した喫茶店ののぼりと車 アンデジ2で撮った写真その3
「アンパンマン はじめてデジカメ2」で撮影した鉱石の写真 アンデジ2で撮った写真その4

レビュー内容と作例にびっくり

 コメント欄には、「発想が天才過ぎるwww」「“静粛性を限界まで削ぎ落としている”の言い回し好き」「カメラレビューで声出して笑ったの初めてですわ」「おしゃれなガジェットレビューの感じでアンパンマン玩具紹介するの面白すぎる」「作例がいいのなんなんだよw やっぱカメラマンってすげぇな」など驚きの声が多数寄せられています。

 投稿者さんは、X(Twitter/@KamitabaMTG)アカウントも運営中。YouTubeチャンネルでは、この他にも、スマートフォンのカメラ性能や初心者がVlogを撮る際のコツなど、カメラに関するさまざまな動画が公開されています。また、今回の動画の続編も公開中とのことなので、こちらもあわせてチェックしてみてはいかがでしょうか。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/18/news202.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. /nl/articles/2412/20/news023.jpg 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  3. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. /nl/articles/2412/21/news038.jpg 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  5. /nl/articles/2412/21/news056.jpg 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  6. /nl/articles/2412/21/news088.jpg 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
  7. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  10. /nl/articles/2412/17/news195.jpg 「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」