中学時代、大嫌いなくせ毛をスプレーで固めたら先生に「水道で洗え!」と怒鳴られて…… つらい思いを乗り越え、自由で美しいくせ毛ヘアを楽しむ41歳女性に共感(1/3 ページ)
「身だしなみ」のくせ毛ケアを知ってほしい。
中学生のころ、大嫌いなくせ毛を押さえようと必死でスプレーで固めていた女性。ある日先生に「水道で髪洗え!」と怒鳴られて……。
思春期のころのくせ毛への苦悩を語った動画がInstagramに投稿され、記事執筆時点で21万再生を超えています。投稿者は、くせ毛アドバイザーのYukari(@yucurly_journey)さんです。
中学生のころ、自身のくせ毛が大嫌いだったYukariさん
今では魅力的なくせ毛ヘアを心から楽しんで発信しているYukariさんですが、中学生のころは自身のくせ毛が大嫌いだったのだとか。毎日くせ毛が分からないよう、オールバックのポニーテールにして通学していたそうです。
しかし、オールバックにするとどうしても顔周りの短い毛が飛び出してしまいます。くせ毛を隠したかったYukariさんは、短い毛をハードスプレーでガチガチに固めていました。
ある先生に「髪の毛全部洗い流してこい!」と怒鳴られてしまい……
するとある日、ある先生がYukariさんの髪を見つけて、「おいその髪なんだ! 今すぐそこの水道で髪の毛全部洗い流してこい!」と怒鳴ってきたのだとか。Yukariさんは決しておしゃれをするつもりはなく、「大嫌いなくせ毛を隠してせめてマシになろう」と思い、身だしなみのつもりで一生懸命やっていたため、怒鳴られてすごくショックだったそうです。
先生に従うしかなかったYukariさんは、水道で髪の毛を流したそうですが、ショックを受けたためかその後の記憶は余り残っていないのだとか。
「自分の髪にコンプレックスを持っている中学生の女の子が、少しでも自分に自信を持とうと考えた結果……」と語りながら、当時を思い出して涙で言葉が詰まってしまうYukariさん。「中学生の自分を思い出すと、胸がギュッとなるよね」と動画を締めくくりました。
「スタイリング剤はくせ毛のケアとして大切なアイテムだと知ってほしい」
Yukariさんは投稿文に、「中1の私にとってはせめもの身だしなみだったんだけどね」「中1の私は自分の髪を呪ったよ」「私のスプレー事件はさておき、学校によっては整髪料一切禁止っていう校則は今でもまだまだあるみたいだね。くせ毛の『ケア』として髪を健康に保つためにもスタイリング剤は大切なアイテムなんだけどな。もっともっと、認知されてほしい!」と、くせ毛に悩んでいる学生たちへの理解が広まるように、とその思いをつづっています。
当時はくせ毛が大嫌いで隠すことに必死だったYukariさんですが、30代のときに白髪染めと縮毛矯正をやめて、白髪・くせ毛と仲良くやっていくことを決意。41歳になった今では、ボリュームあるエレガントなくせ毛を存分に生かしたヘアスタイルを心から楽しみ、くせ毛のケア・スタイリングを中心に、“自分らしさを発揮する”グレイヘアやファッションを発信しています。
共感や同様の体験談が続々と寄せられています
くせ毛に悩む人にとって、広がってしまったり、思いのほかボサボサになってしまったりすることを防ぐスタイリング剤は、おしゃれではなく“最低限の身だしなみ”の1つ。Yukariさんは「身だしなみや、乾燥肌に保湿クリームを塗ってあげるのと同じようにくせ毛にもスタイリング剤(クリームなど)はマストだと思っています。当時の私はケアも知らず、スプレーで固めることでコンプレックスを隠すことに一生懸命だったので、今の子どもたちや学校側にも、くせ毛ケアの必要性を伝えてあげたいなと思っています」と語ってくれました。
投稿には「もういい加減に根拠のない意味不明な校則はやめにしてほしい、、、」「ありますよね。タイムマシンあったら『大丈夫だよ』ってギューって抱きしめていい子いい子してあげたいもん」「今、くせ毛で悩んでいる人にもくせ毛を楽しんでいる人がいる事、スタイリング方法があるって事を知って貰いたいですね」「持って生まれた自分の体の一部を愛せないようにする教育現場って問題ありますよね」「雨の日、梅雨、プール、本当に嫌でした… 思春期の中学生のときがやっぱり嫌でした」「クセで後ろの髪が浮くので長めにしてたら高校の頭髪検査に引っかかって定規当てられ何センチ切れって言われて泣いた事があります 酷い時代でした」「私も似た様な経験をしました。思い出して、共感して涙が出ました」など、共感や同様の体験を持つ人からのコメントが集まっています。
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