巨大イヌワシをお迎え→クールで凶暴だと思っていたら…… ありえないギャップに「ヤバ!笑笑」「えっかわいすぎん…?」(1/3 ページ)
でっかくてかわいい。
ずっと憧れていたイヌワシの1種「サメイロイヌワシ」をお迎えした飼い主さん。その興味深いワシとの生活の様子がYouTubeに投稿され、記事執筆時点で8万3000回以上再生されるなど注目を集めています。イメージと全然違う……!
3羽の猛禽と暮らす投稿者
動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「のすりチャンネル」。投稿者さんはフェルギナスホーク、ワシノスリ、サメイロイヌワシという3種の猛禽(もうきん/鳥や動物などを主食にする肉食の鳥の総称)を適切な環境で飼育しています。今回は3羽の中でもお迎えして1カ月ほどだという、イヌワシの1種「サメイロイヌワシ」を紹介してくれるようです。
サメイロイヌワシってどんな鳥?
「サメイロイヌワシ」は日本国内で唯一ペット(愛玩目的)として飼育できるイヌワシ属の鳥です。体長60〜75センチ、体重は1.5〜3.1キロ程度と小型で、かつてはイヌワシの1種「ソウゲンワシ」の亜種だと考えられていたことから、「アフリカソウゲンワシ」という和名もあるのだとか。
投稿者さんによると、サメイロイヌワシ以外のイヌワシ属の鳥は人に危害を加える恐れがあり、愛玩目的での飼育が禁止されている「特定動物」か、ワシントン条約(CITES)の附属書1に掲載されていることから、ペット飼育できないのだそうです。なお、地域によっては非特定動物でも飼育に届け出が必要な場合があります。飼育の際は、必ず自治体に確認しましょう。
ここまで聞くと、サメイロイヌワシも危険なのでは? という印象を受けますが、イヌワシの中でもソウゲンワシとサメイロイヌワシは少し変わっていて、自分で狩りをするよりも動物の死骸を食べるスカベンジャーの気質が強く、時にはアリ塚を壊し、ほじくってアリを食べることもあるのだそうです。
また人にも慣れやすく、生息地では野生の個体が人に向かって積極的に歩いて近づいてくることもあるのだとか。この穏やかな性質と大柄な体格から、一部の地域では家禽(かきん/肉や卵、羽毛などを利用するために飼育する鳥の総称)として使役されることもあるといいます。
お迎えしたサメイロイヌワシ
お迎えしたサメイロイヌワシは10月下旬で生後5カ月になったばかりの若鳥ですが、体が大きく、人にべた慣れしているという欠点が見つからない個体とのこと。とにかく好奇心旺盛で、首にかけているタオルやひざ、ベルトなどあらゆるものをつついてみたり、くわえてみようとしたりする姿はなんともかわいいですね。
その後体重を測ると、約3.5キロあることが判明。投稿者さんによれば、飼育可能な猛禽の中で最大級のサメイロイヌワシやワシノスリでも、最大で3キロに達するかどうかという程度で、日本の猛禽飼育者にとって「3キロ」という数字は特別なのだそうです。
また、コンドル科以外の猛禽類はメスのほうが大きくなるため、オスでは3キロに達することはほぼなく、メスであっても3キロはなかなか到達できない世界だといいます。実際に投稿者さんが飼育しているワシノスリはメスであるものの体重は2.3キロで、3キロには達しないのだとか……。
野生下ではまずありえないビッグサイズのサメイロイヌワシをお迎えできた投稿者さん。ヒナのころに購入予約をしていたため、サイズや性別はお迎えするまで全て分からなかったそうです。ずっと憧れていたサメイロイヌワシをお迎えできて、さらにその子が体も大きく人懐こい個体だったなんて、とってもラッキーですね。
なおサメイロイヌワシについては、これから他の2羽と合わせて訓練をしていくとのこと。人懐こいサメイロイヌワシがどんな風に成長していくのか、見守っていきたいですね。
「えっかわいすぎん…?」「おおきくてかわいい、最高!」の声
動画には「えっかわいすぎん…?」「おおきくてかわいい、最高!」「終始アヒル寝してるのかわいすぎます…時々首かしげるところが本当にかわいい! 横顔も格好いいですね! 成長が楽しみです!」「こんなに人懐こくなるワシさん居るんだ…」といった、たくさんのコメントが寄せられています。
投稿者さんはYouTubeチャンネル「のすりチャンネル」とX(Twitter/@NosuriBuzzard)に、飼育している猛禽たちの写真や動画を投稿しています。
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