白っぽい石を研磨すると…… “予想をはるかに超えた”カラフルなリボン模様の宝石に「まさにホログラム」「とても美しい！」の声【豪】（1/2 ページ）

原石が磨かれて美しく変身。

[goyagdin，ねとらぼ]

　オーストラリアのライトニング・リッジ産のオパール原石を見事に研磨＆カットして宝石に仕立てる動画がYouTubeに公開されました。この動画は記事執筆時点で8万回以上再生され、「まさにホログラム」「とても美しい！」など、神秘的なオパールの輝きと美しさは大きな反響を読んでいます。

白い膜で覆われた原石を磨く

　この動画を投稿したのは、オーストラリアのYouTubeチャンネル「Black Opal Direct」のジャスティン（@blackopaldirect）さん。オーストラリアのニューサウスウェールズ州ライトニング・リッジから世界最高級のオーストラリアン・オパールを直接仕入れて宝石を製作しています。

　今回は、全体を白く薄い膜で覆われたオパールを研磨し2分割にして、宝石を作るまでの作業を公開しました。

かなり大きなオパールの原石を仕入れました

　このオーストラリアのみで採掘されるオパールの原石ですが、今回の使う石は表面が白い膜で覆われていて少し濁ったような色です。ジャスティンさんは作業前には原石を削って、約10カラットの重さのオパール宝石に仕上げたいと思っていました。

　最初にろくろを使い、原石を2等分に分割します。割った石の断面を見てみると、透明感がある見事なオパールの断層が見え完成後の期待値が高まります。

ろくろで石の表面を研磨し2等分に切りました

　ジャスティンさんはこの石の表面を丁寧に研磨し、石の形は徐々にスクエア型に変化してきました。途中で石の状態をチェックしますが、削るごとにどんどんと透明度が増していくのが分かります。

さらにオパールの表面を研磨します

　石が研磨できたらバーナーで石の表面を軽くあぶり、その後また研磨機で石を磨く作業を繰り返します。そしていよいろ完成！　オパールはキラキラと輝きが増し、中にはリボン上のカラフルな模様が見えています。とてもきれいに仕上がりました。あとは、ジャスティンさんの息子さんにアクセサリーの仕上げをしてもらう工程のみです。

キラキラした透明感がある宝石に

　最後に完成したオパールの重さを計ると、なんと11.95カラットもありました。目標の10カラットを更に超えて大きな宝石ができたことに対し、ジャスティンさんは驚きを隠せません。

「素晴らしい仕事」「素敵な宝石」など絶賛する声

　このオパールの原石を研磨して仕上げる動画には、「本当に素晴らしい」「素晴らしいカットですね」「形もカットもとても気に入りました」「素晴らしい仕事」「素晴らしいカッティングメイト」「素敵な宝石」などの声が寄せられています。

　予定していたよりもかなり大きいサイズのオパールに仕上げることができ、投稿者のジャスティンさんも大満足だったようですね。

画像はBlack Opal DirectのYouTubeチャンネル（@blackopaldirect）より引用