「服なんて着てられるか」 ミステリ小説『地雷グリコ』がランキング席巻 →担当編集者による“冷静すぎるツッコミ”が155万表示の話題(1/2 ページ)
それはそう。
青崎有吾さんのミステリ小説『地雷グリコ』(KADOKAWA)が、最新版4大ミステリランキングの全てで1位を獲得しました。そんななか、X(Twitter)では作者と担当編集者のコミカルなやりとりが話題を呼んでいます。
ミステリランキングや文学賞を総なめ
『地雷グリコ』は、全5編からなる頭脳バトルもの。勝負ごとにやたら強い女子高生「射守矢真兎(いもりや・まと)」が、ワナの位置を読み合いながら階段を上る「地雷グリコ」や、百人一首の絵札を使った神経衰弱「坊主衰弱」など、風変わりなゲームに巻き込まれていきます。
同作は「ミステリが読みたい! 2025年版(ハヤカワミステリマガジン)」「このミステリーがすごい! 2025年版(宝島社)」「週刊文春ミステリーベスト10」「2025本格ミステリ・ベスト10(原書房)」の4大ミステリランキングを全て制覇。「第37回山本周五郎賞」「第77回日本推理作家協会賞」「第24回本格ミステリ大賞」など文学賞も多数受賞し、「第171回直木三十五賞」候補にもノミネートされています。
栄冠の喜びをまさかのLINEスタンプで表現
ネットでは青崎さんがXで公開した、担当編集者とのLINEでのやりとりが話題に。ランキング1位の朗報を告げる担当さんに、なんと青崎さんは、主人公の暴飲暴食ぶりが不安でしかないことで話題のグルメ漫画、『ドカ食いダイスキ!もちづきさん』のLINEスタンプで返信したのです(関連記事1/2)。
しかも絵柄のチョイスは、第2話でもちづきさんが空腹のあまり、風呂上がりにタオル1枚で炊飯器を目指す「服なんて着てられるか」の1コマ。興奮気味の青崎さんへ、担当さんはシンプルに「服は着てください」と返すのでした。
「噴いた」
簡潔で的確なツッコミは、「担当編集、冷静」「噴いた」「笑いが止まらねぇw」「もちづきさんの妙な不穏感は確かにミステリっぽい」などと話題に。155万表示される拡散の末、ドカ食いダイスキ!もちづきさんの公式アカウントも引用リポストで反応しています。
なお、もちづきさんのLINEスタンプは120円で販売中。「『ある』のがいけない!」「しょっぱくてうまい」「心筋梗塞や糖尿病を示唆するドクロ」など、24の名場面が詰まっています。
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