“草むしりしても翌週には元通り”の庭をプロが本気で雑草対策すると…… 同じ庭とは思えない仕上がりとノウハウに「ブラボー」「素晴らしいクオリティ」(1/3 ページ)
さすがプロ。
プロの庭師が徹底的に雑草対策&工事していく様子がYouTubeに投稿されました。動画の再生数は記事執筆時点で5万6000回を突破しています。
プロが本気で雑草対策したら
投稿されたのは、奈良県で外構工事やお庭のリフォームをしている「いろは造園」のYouTubeチャンネル「Garden Produce TV / いろは造園」。以前は、コストを抑えた雑草対策の方法も話題となりました(関連記事)。今回は、雑草対策工事の総集編です。
生えていると大変な雑草を紹介
早速、今回工事を依頼されたお宅へ向かいます。依頼者さんによると、暑い日に頑張って草むしりをしても翌週にはまた元通りになってしまい、草むしりや庭の管理が大変とのこと。またフェンスが邪魔になっていたり、タイルが一部割れていたりするため、補修も一緒に行ってほしいとのことでした。
さっそく庭を見てみると、「チガヤ」という雑草を発見。これは地下茎なので引っ張ってもなかなか抜けず、1本生えていると全面的に浸食していくのだとか。草刈り機で刈り取らないと処理ができない雑草なのだそうです。こちらのお宅ではチガヤが地面のあちこちに根っこをはわせており、隣同士でつながっているような状態です。
玄関周りにはみかんの木ありますが、「美味しくないのでいらない」とのことで撤去することに。他の箇所にも植木がありましたが、太くなりすぎたので植え替えることにします。
砂利の箇所には、無数のタンポポが。地下茎ではありませんが、直根がすごいのでかなり抜けにくいそうです。また会所が全て砂利で埋まってしまっている状態。万が一排水が詰まったときに点検口の場所が分からずどうしようもなくなるので、会所の上に砂利は敷かず、フタを開けられる状態にするのがベストとのこと。ここから一体どのように改善させるのでしょうか。
雑草と植木の処理&会所の嵩上げ
まずは草刈りと、不要な植木の伐採&伐根を開始。残す植木たちは剪定して形を整えていきます。樹種によって剪定の仕方が難しく成長速度も変わってくるので、植木をするときは植える場所や樹種の選び方に気を付けた方が良いそうです。砂利を敷いてあったところも防水シートを敷くためにやり替え、低くなっていた会所の高さを上げていきました。
それから一部のフェンスを撤去し、新たな植栽とタイルを補修するなど、さまざまな箇所に雑草対策を施しながら工事が終了。投稿者さんの豊富な知識と経験により、雑草が生えにくいお庭が完成しました。
玄関周りの雑草はきれいに取り払い、割栗石を置いて上品な雰囲気に。細い通り道は防草シートと平板で対応し、コストを抑えつつ歩きやすくしています。さらに茂っていた植木たちはシンプルに植え替え、庭の管理を楽にしました。動画のタイトル「庭師が本気で雑草対策をすると庭の草が90%減りました」も納得の仕上がりです。
今回の工事の目的は雑草対策なので、デザイン的な要素はそこまでないそうですが、高級感あふれるすてきな庭に仕上がっています。細かい作業の様子は、ぜひ動画でチェックしてみてください。
いろは造園さんは同チャンネルの他、X(Twitter/@irohazoen)とInstagram(@irohazoen)も運営中。失敗しないお庭作りや無駄のない外構工事のノウハウを紹介しています。
動画提供:YouTubeチャンネル「Garden Produce TV / いろは造園」さん
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