夫が15年使い続けるボロボロなTUMIのバッグを妻が修理したら…… 驚きの復活劇に「見ていて感動」「愛やね」(1/3 ページ)
思い入れのあるバッグ。
夫が15年使い続けているボロボロの「TUMI」のバッグ。思い入れのあるアイテムを妻が修理していく動画がYouTubeに投稿されました。大切なバッグを直していく作業動画の再生数は、記事執筆時点で1万回を超えています。
夫のバッグを修理
動画が投稿されたのは、YouTubeチャンネル「あめのみなちゃんねる」。主婦のあめみなさんが日々の暮らしやガーデニング・DIYリフォームなどの様子を公開しており、今回は持ち手の革部分が破れてしまった夫のバッグを修理していきます。
修理業者に頼めば2カ月半待ちとあって、あめみなさんに「買い替えないの?」と問われた夫は「思い入れのあるカバンだから」と回答。その考えを聞いたあめみなさんは、かつてレザー教室に通っていた経験を生かして自分の手で修理することを決意します。
まずは解体
あめみなさんにとって初めての革製品の修理。まずは、本体を傷付けないようバッグの持ち手を固定している頑丈な作りの糸を切っていきます。作業を続ける中で「これはもしかしたら大変な仕事かもしれない」「引き返せるだろうか」と不安がよぎるも、自分を奮い立たせて2つの持ち手を解体。傷んだ革と芯材を取り出し、型紙を作りました。
革製品用の錐を使い型紙に沿ってハギレのレザー素材に印を付けたら、持ち手部分に使うパーツを裁断。縫い穴用の線を引く道具「ネジ捻」で設けた目印に従い、「ひし目打ち」を木づちでたたいて革に縫い穴を開けていきます。2枚目の革に穴を開け終える頃には真夜中になっていました。
革の縁をヤスリがけしてニスでコーティングしたら素材の準備は完了です。両面テープを使いバッグの持ち手に芯材を貼り付け、革を上からかぶせてクリップで固定。革用の縫い糸を針に通したら、いよいよ縫い付け作業に入ります。
針を通すのが大変
生地の硬さはあめみなさんの想像を超えており、針を刺すのもひと苦労。飼い猫に見守られながら縫い針を刺しては引き抜く作業をひたすら繰り返していき、区切りの良いところまで縫い上げる頃には夜が明けていました。仕上がりは「まあまあ良い感じ」であり達成感に包まれていますが、まだ革を折り曲げて縫い合わせる工程や、2本目の持ち手を縫う工程が残っています。これは大変だ……。
時間をあけて作業を再開。この時点で修理作業を始めてから2カ月ほど経過していました。今度は革を折り曲げて縫い合わせるため、針を通す作業にはより強いパワーが必要となります。そこで硬い物に針を通す際に使うゴム板を投入。下に敷いて針を押し込みます。効果は抜群で、針は簡単に刺せましたが抜く工程は相変わらず大変。手袋をしても滑ってしまいなかなか抜けません。
無理に引っ張ると糸が切れてしまいかねず、針と心は折れそうな状態。間違った箇所に刺すと余計な穴が開いてしまい、きれいに仕上がりません。「どないしたらええねん」と追い詰められたところで、あめみなさんは穴の破損したネジを外すための工具「ネジザウルス」の存在を思い出しました。さっそく針をつかんでみると、いとも簡単に引き抜けました。さすがネジザウルス。
厚いゴム板で針を押し、ネジザウルスで引っこ抜く。後は正しく穴に通すだけです。コツをつかんだら作業効率は一気に上昇。とても快適に進むので「何これ天国?」と驚きながら、片方の持ち手を完成させました。
持ち手の修理だけじゃない!
同様の手順でもう片方の持ち手も完成。ここであめみなさんはバッグ本体を再塗装することにしました。中に紙を詰めて形を整えたら金具にマスキングテープを貼り、屋外で黒いスプレー塗料を噴霧。バッグ全体を良い感じに染め上げたら、金具部分をブラシで塗装していきます。
バッグの修理作業はついに完了! 再塗装によって「TUMI」ロゴも輝きを取り戻しました。ピカピカになったバッグを映しながら、あめみなさんは動画中のテロップで「これをクリスマスプレゼントにしちゃおうかな」とつづっています。
コメント欄には、「新品みたい」「カバン全体をよみがえらせるなんて! すごい」「持ち手だけじゃなく色あせ、ロゴまでとスゴ過ぎて見ていて感動」「旦那さますごーく喜ばれたでしょうね」「好きな物ってずっとお直しして使いたい気持ち分かります!」「ここまでやってもらえるとは、カバンも旦那も感謝しかない 愛やね」などの感想が寄せられています。
同チャンネルでは、この他にも庭のメンテナンスをする様子や、木の枠を持ちドアのように開く網戸を自作する動画などが公開されています。
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