新紙幣を590倍ズームでのぞいたら……? 細かすぎる偽造防止技術に驚嘆「これはすごい」(1/2 ページ)

そのズームレンズもすごい。【訂正】

» 2025年01月25日 07時10分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

【2025年1月26日17時30分訂正 記事公開当初690倍ズームとしていましたが、590倍の誤りでした。おわびして訂正いたします。】

 新紙幣の偽造防止技術を、超高倍率のズームカメラで紹介する実験動画が興味深いです。あらためてすごさが分かる……。

新紙幣の偽造防止技術に迫る

 2024年7月3日発行の新紙幣では、偽造を防ぐために最先端の技術を採用。肖像が立体的に見える3Dホログラムや、紫外線を当てると一部が発光する特殊インクなど、多岐にわたる技術が投入されています。

渋沢栄一 角度を替えると渋沢栄一の肖像が動いて見える3Dホログラム

 学べてためになる実験を行うYouTubeチャンネル、「GENKI LABO」の市岡元気(XTikTok)先生は、偽造防止技術の一部を紹介。590倍ものズームカメラで、1万円札を拡大して撮影しました。

渋沢栄一 超高倍率でないと見えないところには何が……?

超高倍率レンズでようやく見える極小文字

 元気先生が着目したのは、表面右下の額面まわり。「10000」を縁取る模様をズームアップしたところ、極小の「NIPPONGINKO」が見えてきました。目の良い人ならルーペで読めるかもしれないけれど、そもそも「ここに書いてある」と教えられない限り、存在に気付かないぞこれ……。

渋沢栄一 模様の一部が発行元の名前

 GENKI LABOでは、お札を傾けると額面が見える「潜像模様」なども紹介。また、紙幣の印刷を手掛ける国立印刷局への、取材動画も公開しています。

画像提供:GENKILABO(YouTubeXTikTok

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