指先サイズの小さな器に木を植えて、育てたら…… 「芸術だ」「半端ない」鳥肌モノの“神盆栽”に反響(1/3 ページ)

心が落ち着く。

» 2025年04月08日 10時30分 公開
[佐藤友紀ねとらぼ]

 指先サイズの豆盆栽を作っていく様子がYouTubeに投稿されました。その分かりやすい解説や、完成した形が「芸術だ」「半端ない」と反響を呼び、動画は記事執筆時点で1万2000回以上再生されるなど注目を集めています。

指先サイズのちっさな豆盆栽の作り方

苗木は「斑入り(ふいり)ハクチョウゲ」「姫ユキノシタ」

 動画を投稿したのは、苔テラリウムの作り方やメンテナンス方法を始めとした“役立つコケ情報”を発信しているYouTubeチャンネル「苔テラリウム専門-道草ちゃんねる‐」です。過去には、幻想的なテラリウム盆栽の作り方を初心者さんに向けて解説した動画が話題になりました(関連記事)

 今回は、豆盆栽用の小さな植木鉢を使った苔テラリウムの作り方を解説してくれます。準備した苗木は「斑入り(ふいり)ハクチョウゲ」と「姫ユキノシタ」の2種類。小さな器にぴったりのコンパクトな樹形です。

材料 小さな植木鉢で作る豆盆栽

作り方

 まずは、ボウルに苔テラリウム造形用のソイルを投入。水を加えて全体が湿るように混ぜたら、約15分吸水させながら馴染むのを待ちます。豆盆栽のような小さな器に植える場合は、より細かな造形を作ることができる“造形用ソイル”が適しているそうです。

 吸水させている間に、苗木についている古い土や水苔を優しく取り除いていきます。姫ユキノシタは専用のピンセットを使って根っこをほぐし、ボウルに張った水に根っこ部分をササッとくぐらせました。土の多い斑入り(ふいり)ハクチョウゲは根っこを水につけながら、指で優しく土を落としていきます。

 水分が馴染んでしっかりとした造形用ソイルを、スプーンを使って器に詰めていきます。今回使用している造形用ソイルは「苔テラリウム専門ショップ道草」のオリジナル商品で、ケト土など粘土質の造形材とは異なり、土の中に空気が入りやすく植物の根を健康に育ててくれるそうです。細かい複雑な造形が可能で、さらに健康に育ててくれるといいます。

ソイルを盆栽に詰める 水分を含ませた造形用ソイル

 根の部分をピンセットでつかみ、ソイルに押し込むように植えていきます。根っこが埋まるよう、ソイルを追加して表面を優しくなでるように馴染ませていきました。

姫ユキノシタ植えていく ぐっと押し込むように植えていく

 続いて登場したのは、「ホソバオキナゴケ」です。先端の緑の部分だけ植えていくとのこと。ピンセットで小さく分けていき、苔についている汚れを水でさっと落としてから、そっと斑入り(ふいり)ハクチョウゲの株本に植えていきます。

 このとき、木の根元→真ん中→外の順番で植えていくのが美しく植えるコツとのこと。姫ユキノシタの株本にも同じ手順でどんどんと苔を植えていき、あっという間に小さな盆栽が完成しました。仕上げに精製水を吹き付け、器の外側にでてしまっている苔を専用のヘラと指を使いながら上から優しく押さえました。

苔を植える ピンセットを使って植えていく
苔盆栽完成 指先サイズの豆盆栽の完成

完成

 豆盆栽が乾いてしまわないように、テラリウムを作っていきます。底が広めのガラスケースに川砂利を敷き詰めて、板石を真ん中に置きます。水を吹き付けて石を濡らして湿気を出したら、豆盆栽を板石の上にちょこんとのせて完成です。日本ならではの小さな自然を感じることができる“豆盆栽のテラリウム”は、かわいいだけでなく、なんだかホッとする安心感を与えてくれますね。

テラリウムの砂利を敷き詰めていく 苔盆栽を育てるテラリウム作り
テラリウム完成 完成! 癒やされる空間

 コメント欄には、早速チャレンジしてみたくなった人の声や、「こんなに小さくても存在感半端ないですね」「とても素敵です」「可愛らしい」といった声が国内外から寄せられています。今回紹介した植物の他にも、「ヘデラ タイニーブッシュ」「コケモモイタビ」「斑入り(ふいり)玉竜」「コゴメミズ」などの小型の草木でも豆盆栽を作れるとのことです。詳しい材料や作り方は動画でチェックできます。

 投稿者さんはYouTubeチャンネル「苔テラリウム専門-道草ちゃんねる‐」の他、Instagram(@michikusa3193)、X(Twitter/(@michikusa3193)公式LINE「苔テラリウム専門ショップ道草」を運営。また、苔テラリウムの中でコケと一緒に育てられる小さな植物をまとめた図鑑『テラリウムで育てる植物図鑑』を販売中です。

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